気候変動政策
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2015/09/11
緊急提言 【提言4】
—COP21:国際交渉・国内対策はどうあるべきかー -
2015/09/09
「クリーンパワープラン」正式発表後のオバマ政権vs.石炭業界
先日、8月3日にオバマ大統領とEPA(環境保護局)が正式発表した「クリーンパワープラン」最終版は、ワシントンD.C.のもっともホットな話題だと言っていいだろう。米国では発電所から排出される炭素量が国全体の排出量の約3分の1を占めているが、これまで気候変動対策として、国による炭素排出規制は設けられていなかった。 続きを読む
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2015/09/09
緊急提言 【提言3】
—COP21:国際交渉・国内対策はどうあるべきかー -
2015/09/07
クリーンパワープランの行方
来年の米大統領選候補者たちの気候変動対策は?オバマ政権が「クリーンパワープラン」を8月3日正式発表し、今年末にパリで開催される気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)での国際合意に向けて、米国が交渉を主導していくとアピールする中、来年の米大統領選挙に名乗りを挙げた候補者たちの気候変動(地球温暖化)政策へのスタンスも気になるところだ。 続きを読む
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2015/09/04
緊急提言 【提言2】
—COP21:国際交渉・国内対策はどうあるべきかー -
2015/09/01
緊急提言 【提言1】
—COP21:国際交渉・国内対策はどうあるべきかー -
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2015/08/21
8月3日、クリーンパワープラン最終版の正式発表
オバマ大統領とEPA(アメリカ環境保護局)は、8月3日、国内の発電所から排出される二酸化炭素(CO2)を2030年に2005年比で32%削減することなどを盛り込んだ「Clean Power Plan(クリーンパワープラン)」を正式に決定した。 続きを読む
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2015/08/10
英国における再生可能エネルギー補助金カットの動き
5月27日付けの投稿「総選挙後の英国のエネルギー環境政策」において、アンバー・ラッドエネルギー気候変動大臣の就任と保守党単独政権のエネルギー環境政策の方向性についてレポートした。 続きを読む
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2015/08/05
ドイツの電力事情⑯ ドイツの温暖化対策はどう動く(その2)
-CO2排出課税案は断念-前回ドイツの電力事情⑭で、勇ましい目標とは裏腹に温室効果ガス削減は進んでおらず、現状では目標達成が危うくなっていることをご紹介した。 続きを読む
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2015/07/31
日本の2030年目標はどのように決まったか(2)
ー「国民運動」への期待(下)ー(前回は、「日本の2030年目標はどのように決まったか(2)ー「国民運動」への期待(上)ー」をご覧ください)
前回は、日本の掲げた高い温暖化目標を達成するには相当の省エネが必要であり、特に民生部門の省エネを確実に実施していかなければならないこと、 続きを読む
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2015/07/29
温暖化交渉の本質は経済戦争だ
(産経新聞「正論」からの転載:2015年7月21日付)
今年末にパリで開かれる国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に向けて、主要国の温暖化対策に関する「約束草案」が出そろった。これから交渉は本格化するが、その本質と実態が「武器なき経済戦争」であることは意外に知られていない。 続きを読む
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2015/07/23
日本の2030年目標はどのように決まったか(2)
ー「国民運動」への期待(上)ー(前回は、「日本の2030年目標はどのように決まったか(1)」をご覧ください)
4月30日に日本の約束草案の概要が示されるまで全7回開催された約束草案検討WGにおいて、繰り返し議論に登場した言葉がある。 続きを読む
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2015/07/08
エッフェル塔に風力発電
エッフェル塔がパリのシンボルであることは万人の認めるところだろう。126年前に世界博覧会を記念して建設されたときには、寿命20年で設計されていたそうだが、その後何度も改修補修を繰り返して優美な姿を見せ続けている。ここには一階部分にいろいろな店舗がある。 続きを読む
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2015/06/29
日本の削減目標について(その2)
(前回は、「日本の削減目標について(その1)」をご覧ください)
欧米並みの削減努力≠欧米並みの削減数値
今回の目標数値の議論で残念に思うのは、「欧米なみの削減数値を出さないと国際交渉で持たない」という声ばかりが目立ったことだ。 続きを読む
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2015/06/22
日本の削減目標について(その1)
エルマウ・サミットで安倍総理が2013年比26%減という温室効果ガス削減目標を表明し、同じ頃、ボンで行われている国連交渉の場でも日本代表団から説明がなされた。今後、パブリックコメントを経て7月頃、約束草案を国連事務局に提出する運びとなっている。 続きを読む
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2015/06/17
温室効果ガス「先進国は2050年に△80%」から「世界全体の協力が不可欠」と文言が変わったG7
この機に日本の長期目標△80%の見直しをエルマウのG7合意では、IPCC第5次報告に基づいて「世界全体で△40%から△70%」という温室効果ガス削減量が提示されて、これは広く報道された。 続きを読む
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2015/06/05
日本の2030年目標はどのように決まったか(1)
4月30日に、筆者もメンバーとして参加する約束草案検討ワーキングにおいて、日本の温暖化目標の要綱が示され、大筋で了承された。5月21日時点では、政府が具体的に国連気候変動枠組み条約事務局に提出する原案を作成している。その後パブリックコメントを経て地球温暖化対策推進本部で決定し、条約事務局に提出することとなる。 続きを読む
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2015/06/04
約束草案提出にあたっては京都議定書の悪夢再来を避けよ
~米国の約束草案は検証・実現不可能?~6月2日、政府は地球温暖化対策推進本部において我が国の温暖化対策に関する約束草案政府原案を決定した。2030年に温室効果ガスの排出量を2013年比で26%削減するというものであり、6月7~8日にドイツで開催されるG7サミットで安倍首相が国際社会に向けて発表する予定と聞く。 続きを読む
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2015/05/27
総選挙後の英国のエネルギー環境政策
5月7日の英国総選挙は、保守党、労働党ともに過半数を割り込み、ハング・パーラメントになるとの世論調査の予測を大きく裏切り、保守党が単独過半数を占めることとなった。保守党と連立を組んでいた自民党は壊滅的な敗北を喫し、エド・デイビーエネルギー気候変動大臣も議席を失った。 続きを読む