2013年6月オバマ大統領は「気候変動行動プラン」を発表し、2014年6月には米国環境保護庁(EPA)が「気候行動プラン」に基づく「クリーンパワープラン」を発表した。既存の火力発電所からの排出量を規制し、州ごとの排出削減量の目標を設定するなど、環境政策の行方が注目されている。ワシントンDCのホットな話題「クリーンパワープラン」で米国は世界の低炭素技術をリードするのか。現地の専門家らに話を伺い、最新情報を報告する。

松本 真由美(まつもと まゆみ)
上智大学外国語学部卒業。東京大学教養学部客員准教授(教養教育高度化機構環境エネルギー科学特別部門)。NPO法人・国際環境経済研究所(IEEI)理事。専門は、環境コミュニケーション。研究テーマは、環境とエネルギーの視点から持続可能な社会のあり方。大学卒業後、TV朝日の報道番組のキャスター、レポーター、ディレクターとして取材活動を行い、その後、NHK BS-1でワールドニュースキャスターとして「ワールドレポート」等の番組を6年間担当した。現在は、学生への教育と研究を行う一方、講演、シンポジウム、MC、執筆など幅広く活動する。