2012年3月のアーカイブ

  • 2012/03/29

    電力供給・温暖化のトンデモ本に要注意!
    データや理論をきちんと判断する姿勢が必要に

     「トンデモ本」というのを、ご存じだろうか。著者の思い込み、無知などによる、とんでもない話を書いた本の呼び方だ。「日本トンデモ本大賞」というものもあり、20年前の第1回は、「ノストラダムス本」が受賞している。当時、かなりの人が1999年7月に人類は滅亡するという、このトンデモないこじつけの予言を信じていた。2011年は大川隆法氏の『宇宙人との対話』が選定されている。 続きを読む

  • 2012/03/27

    東芝の中国事業など11社18事業を採択
    経産省のスマートコミュニティ等事業調査

     経済産業省は、世界市場でのスマートコミュニティ(環境配慮型都市)などの事業可能性調査の委託先として、東芝の中国プロジェクトなど11社18事業を採択した。この事業は、日本企業がスマートコミュニティや情報通信分野で実施する事業可能性調査を支援し、世界市場での案件獲得を支援するというもの。 続きを読む

  • 2012/03/26

    曲解だらけの電源コスト図made byコスト等検証委員会

     前回予告したように、エネルギー・環境会議コスト等検証委員会での議論の問題点を考えてみよう。

     もともと低すぎるではないかとの批判が強かった原子力発電のコストを再検証しつつ、再生可能エネルギーの導入を促進するために、再生可能エネルギーのコストを低めに見積もるという政策的結論ありきで始まったのだろうと、誰しもが思う結果になっている。 続きを読む

  • 2012/03/22

    鉄連、低廉で安定的な電力の供給を経産相に要望
    燃料費増による電力価格高騰に危機感

     日本鉄鋼連盟は2月28日、低廉で安定的な電力供給に関する緊急要望書を経済産業大臣に提出した。鉄連では、4月1日の東京電力の電気料金値上げによる鉄鋼業の負担額を約200億円と推計、電力を大量に使用する電炉業では電気料金の高騰が事業活動に大きく影響すると懸念を表明。原子力発電所の再稼働を含め、需給対策を早急に進めるよう求めた。 続きを読む

  • 2012/03/21

    架空の財布の紐は緩い~経済影響を実感として理解する~
    電気料金上昇の本当の影響を考える

     以前、尾瀬の自然保護活動に関して「仮想評価法(CVM)」という手法を使ってその価値の計測を試みたことがある。ハイカーが押し寄せて自然が荒廃した1960年代の尾瀬の写真と、保護活動により回復した現在の尾瀬の写真を2つ提示し、尾瀬の美しい自然価値に対して自分が支払ってもいいと考える評価額(支払い意思額)を聞いたものだ。 続きを読む

  • 2012/03/19

    石連、自主行動計画のフォローアップ状況を公表
    エネルギー消費原単位の削減など目標を達成

     石油連盟は、1997年2月に策定した「地球環境保全自主行動計画」の2010年度末までのの実績報告をまとめ、3月6日に公表した。石連の発表によると、全国の製油所のエネルギー消費原単位は、1990年度比で16%改善したほか、産廃の最終処分量が90年度比で97.4%削減するなど、それぞれ目標を達成した。 続きを読む

  • 2012/03/16

    ごあいさつがわりに、今感じていることを

     ブログ、第一回目だ。

     文章はいろいろなメディアに発表してきたし、ツイッターでも発信している(@sawaakihiro)が、ブログというものは書いたことはない。なので、どうしても肩に力が入ってしまうし、ぎこちない文章になりそうだ。そこで、まとまったものを書くより、ここでは時事的なネタにコメントをすることにしようと思う。 続きを読む

  • 2012/03/14

    ブログを始めます

    国際環境経済研究所(IEEI)所長の澤です。
    この度のIEEI Webサイトのリニューアルを機に、ブログをスタートすることにいたしました。 続きを読む

  • 2012/03/05

    先人に学ぶ2 ~ドイツの挫折 太陽光発電の「全量」買取制度、廃止へ~

     2012年2月10日の記事 で、ドイツの雑誌シュピーゲル誌掲載の記事から、太陽光発電の全量固定価格買取制度が大きな政治問題に発展していることを紹介した。ドイツでは、太陽光発電のオーナーたちが得た補助金は80億ユーロ(約8600億円)を超えるにもかかわらず、雪の多い冬季は何週間も発電できず、1年間を通してみると3%程度の不安定な電気を生産するに過ぎない。国民の怒りが膨らむのも当然であろう。今回はその続報である。 続きを読む