[経団連]『「チャレンジ・ゼロ」─イノベーションを通じた脱炭素社会への挑戦─』


International Environment and Economy Institute

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 経団連は、6/8、パリ協定が目指す脱炭素社会を一日も早く実現するためには、企業自らが脱炭素社会への挑戦を重要な経営課題と位置付け、革新的な技術を早期に開発し、社会実装することが強く求められているとの認識の下、新プロジェクト「チャレンジ・ゼロ」の開始を公表しました。

 「チャレンジ・ゼロ」では、130を超える企業・団体が、脱炭素社会に向けたイノベーションに果敢に挑戦する「チャレンジ・ゼロ宣言」に賛同し、ネット・ゼロエミッション技術(含む、トランジション技術)の開発と、その積極的な実装・普及、ファイナンス等の300を超えるチャレンジを表明しており、6/8に開設された「チャレンジ・ゼロ」特設ウェブサイト上で具体的な内容を公表しています。

 加えて、「チャレンジ・ゼロ」で寄せられたイノベーションの社会実装によって実現される脱炭素社会へのパス(経路)を、本研究所の執筆者でもあるRITEの秋元圭吾氏が試算し、パリ協定が目指す温室効果ガス排出のネット・ゼロへの絵姿を描きました。

 経団連では、政府と連携しながら「チャレンジ・ゼロ」を強力に推進し、各主体がイノベーションを競い合う「ゲームチェンジ」を起こすとともに、ESG投資の呼び込みや、多様な連携を図り、パリ協定の掲げるネット・ゼロの早期実現を目指すとしています。また、引き続き今後もチャレンジ企業・事例を追加・更新し、取組みを充実させていく予定です。

 詳細は、以下のホームページを参照。

『「チャレンジ・ゼロ」─イノベーションを通じた脱炭素社会への挑戦─』
http://www.keidanren.or.jp/policy/2020/052.html