「マスバランス方式を適用したグリーンスチールに関するガイドラインVersion 2.0」を公表

　2050年カーボンニュートラルに向けた動きが進む中、サプライチェーン全体の低炭素、脱炭素を進める観点から、グリーンスチールへのニーズが高まっている。こうしたニーズを受け、CO₂排出削減量を経済価値化するマスバランス方式を適用したグリーンスチールの供給が国内外で始まっている。

　この度、一般社団法人日本鉄鋼連盟は、従来未公表だった「マスバランス方式を適用したグリーンスチールに関するガイドライン」をVersion 2.0へ改訂し、公表した。

　マスバランス方式を適用したグリーンスチールとは、鉄鋼製造企業が、自ら計画し、追加コストを負担し、コミットした追加性(実際の排出削減)のあるプロジェクトによるGHG (Greenhouse Gas, 温室効果ガス)排出削減量又はCO₂排出削減量を削減財源に削減証書を発行して、任意の製品に配分して証書と共に供給する方法である。マスバランス方式を適用したグリーンスチールを購入した需要家は、自社のスコープ３排出量を低減することが可能である。

詳細は日本鉄鋼連盟のホームページを参照。

『鉄鋼業界の取組　グリーンスチール』
https://www.jisf.or.jp/business/ondanka/kouken/greensteel/