【経団連】『Society 5.0 with Carbon Neutral 実現に向けた電力政策
-電力システムの再構築に関する第二次提言-』


International Environment and Economy Institute

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 経団連は、3月16日、提言「Society 5.0 with Carbon Neutral実現に向けた電力政策」を取りまとめました。同提言は、2050年カーボンニュートラルを実現する電力システムのあり方と、そのために必要な施策を提示しています。

 同提言では、電力システムの将来像をめぐり、2050年の電源構成に関して、複線シナリオを描いたうえで技術動向を踏まえた継続的なレビューを行うことなどが要望されています。また、具体的な施策として、電源新設投資の回収に対する予見可能性確保、揚水・蓄電池や分散型リソースの活用に向けた規制・制度改革などを提案しています。

 経団連が前回、電力政策に関する提言を取りまとめたのは2019年4月ですが、その後、電気事業法と再エネ特措法を改正するエネルギー供給強靱化法の成立や、さらには政府による「2050年カーボンニュートラル」の宣言によって、電力を取り巻く状況は大きく変化しています。今回の提言は、そうした変化を踏まえた第二次提言と位置付けられています。

 詳細は、以下のホームページを参照。

『Society 5.0 with Carbon Neutral 実現に向けた電力政策
-電力システムの再構築に関する第二次提言-』
http://www.keidanren.or.jp/policy/2021/025.html