化石燃料
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2019/01/23
CO2フリー水素による産業エネルギーの化石燃料代替
── 2050年でのCO2 排出80%削減に向けて(「環境管理」からの転載:2019年1月号)
昨年10 月、東京で世界21 の国・地域・機関の代表を含め300 人を超える関係者の参加を得て「水素閣僚会議」が開催された。 続きを読む
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2018/07/11
「2050年に向けた環境・エネルギー政策のあり方」(2)
~次世代を担う社員たちが議論!~※ 「2050年に向けた環境・エネルギー政策のあり方」(1) ~次世代を担う社員たちが議論!~
(ⅲ) 経済問題とエネルギー政策の関係
原子力発電の代替として火力発電を焚き増すと、化石燃料の購入量は増加する。 続きを読む
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2018/07/06
「2050年に向けた環境・エネルギー政策のあり方」(1)
~次世代を担う社員たちが議論!~エネルギー・環境政策の理解には、個別論点に精通すると同時に、大局的なマクロ視点での捉え方や多面的な見方を持つ必要がある。 続きを読む
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2017/08/24
「化石燃料へのロックイン」は本当に起きるのか?
低炭素社会に移行するためには、CO2を排出するエネルギーインフラに「ロックイン」しないことが必要で、例えば石炭火力発電への投資を直ちに止めて、太陽電池等の再生可能エネルギーへの投資に切り替えるべきである、という考え方がある。 続きを読む
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2016/11/25
資本の論理から気候変動読み解く
書評:マッケンジー・ファンク著
地球を「売り物」にする人たち―異常気象がもたらす不都合な「現実」(電気新聞からの転載:2016年10月21日付)
「気候変動で金持ちになろうと目論む人を訪ねて世界中へ」とある通り、本書は気候変動による影響、すなわち氷床の融解や干ばつ、洪水といった影響にしたたかに「適応」している事例を世界中からリポートしたものである。 続きを読む
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2016/09/26
石炭の簡単な歴史と概要
石炭には、様々なイメージがあるらしい。まず、斜陽産業の代表との見方だ。10年ほど前のことになるが、財界の首脳陣に石炭の話をする機会があった。その時の最初の反応は、「まだ石炭を使っているの?」だった。エネルギー産業とはあまり関わりのない財界首脳の方のイメージは石炭、炭鉱は斜陽産業の代表ということだった。 続きを読む
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2015/09/28
化石燃料の枯渇がもたらす経済成長の終焉(その8)
成長の抑制こそが、化石燃料枯渇後の人類文明の生き残りの唯一の途である成長にしがみついても資本主義の終焉は止めることができない
本稿(その6)でも触れたが、「資本主義の終焉と歴史の危機(文献8-1)」の著者、水野は、「アメリカをはじめとする先進国は、経済成長をいまだに追い求め、企業は利潤を追求し続けている。 続きを読む
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2015/09/11
化石燃料の枯渇がもたらす経済成長の終焉(その6)
エネルギー消費を増加させないで世界の経済成長を求めることはできないエネルギー消費の増加なしの経済成長を訴えるのは、先進国のエゴである
いま、世界的な経済不況が言われるなかで、何とか成長を維持している新興・途上国だけでなく、工業先進諸国までもが、この世界的な不況感を脱するための成長継続の必要性を訴えている。 続きを読む
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2015/09/08
化石燃料の枯渇がもたらす経済成長の終焉(その5)
世界の化石燃料枯渇の鍵を握る中国の経済成長以下、日本エネルギー経済研究所(エネ研)データ(文献5-1)記載のIEA(国際エネルギー機関)データ、および、資源量についてのBP(BritishPetroleum)社のデータを用いて論じる。 続きを読む
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2015/09/02
化石燃料の枯渇がもたらす経済成長の終焉(その4)
化石燃料消費の抑制こそが貧富の格差の是正による平和な世界を創る世界の化石燃料消費の増加が化石燃料国際市場価格の高騰をもたらしている
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2015/08/31
化石燃料の枯渇がもたらす経済成長の終焉(その3)
世界が協力して化石燃料消費を節減するための具体策を提言する新興・途上国では、安価で、資源量として豊富な石炭の使用比率が大きい
世界の化石燃料資源の保全を目的とした、その消費の節減対策を考えるに際しては、先ず、先進諸国OECD34と新興・途上国の非OECDとのエネルギー消費の実態の現状を定量的に把握する必要がある。 続きを読む
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2015/08/28
化石燃料の枯渇がもたらす経済成長の終焉(その2)
成長を促すための産業のグローバル化が世界の化石燃料消費を増加させている成長が求める安価な化石燃料消費の年次増加が続いている
世界各国のエネルギー消費の実態を報告しているIEA(国際エネルギー機関)のデータ(エネルギー経済研究所(エネ研)データ、文献2-1から)には、先進諸国(OECD34)と新興・途上国(非OECD)とに大別したエネルギーデータが記載されている。 続きを読む
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2015/08/26
化石燃料の枯渇がもたらす経済成長の終焉(その1)
今のままのエネルギー消費を続ければ、今世紀中に世界の化石燃料は枯渇の危機を迎える化石燃料は何時まで使えるのか?
いま、今世紀中の早い時期に枯渇する(ここで枯渇とは、その国際市場価格が高くなって、使いたくとも使えない国が出てくることである)とも言われるなかでも、世界の化石燃料の消費量は年々増加している。 続きを読む
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2015/03/25
貿易赤字の続くなかでの原油価格の急落(その3)
中東の石油がもたらす格差の拡大が、人類の平和共存を脅かしている第2次大戦後の世界の、特に日本の高度経済成長を支えてきたのが中東の石油である。実は、この経済成長をもたらしてきた石油の産地の中東で、石油利益の分配に伴う所得格差の拡大により、いま、人類の平和共存の望みが脅かされている。 続きを読む
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2015/03/19
貿易赤字の続くなかでの原油価格の急落(その2)
資源量に制約される原油価格は、中長期的には確実に上昇する本稿(その1 )で述べたように、2005年以降続いていた原油価格の異常とも言える高騰が、昨年(2014年)末に急落した。 続きを読む
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2015/03/11
貿易赤字の続くなかでの原油価格の急落(その1)
急落後の原油価格は、異常高騰以前への回帰であるいま、日本経済を苦しめている貿易赤字の大きな要因となっている原油価格が、昨年(2014 年)の後半、やや、突然、急落した。この下落がどうして起こったのか、と何時に、どこまで下がるのかが問題になっている。 続きを読む