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2030年すべての照明をLED化


国際環境経済研究所理事、東京大学客員准教授


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LED電球の価格と市場動向

 白熱電球と電球型蛍光ランプ、LED電球のコストの比較は、図3-1を基準(価格・エネルギー効率・寿命)として試算すると、「白熱電球」と「LED電球」では、約5か月間(820時間)の使用でLEDのコストが逆転し、「電球型蛍光ランプ」と「LED電球」では約3年(6000時間)の使用でLED電球のコストが逆転します。(図3-2)LED電球は、家庭用であれば10年以上使用できて、極めて長寿命なことが利点です。

図3_1図3-1 出典:経済産業省(2012年12月公表資料)[拡大画像表示]
図3_2図3-2 白熱電球・電球型蛍光ランプ・LED電球のコスト比較 出典:経済産業省[拡大画像表示]

 日本では、2009年以降、LED電球の市場が拡大し、その後を追うようにLED照明器具の市場が拡大しています。当初はオフィスや商業施設を中心に、既存の照明からLED照明への切り換えが進み、最近では家庭での用途にも広がりをみせています。サムソンなど韓国メーカーの参入もあり、LED電球の価格は急激に低下しており、2009年4月から2011年10月の2年半の間で市場価格は1/3と大幅に下がりました。最近のインターネット通販の最低価格では、大手メーカー製60W相当で1000円前後になっています。(図3-3)

図3_3図3-3 LED照明の市場動向 出典:経済産業省[拡大画像表示]

 (一社)日本照明工業会の自主統計によると、LED照明の国内市場の動向は、LED照明の出荷台数が増えた2009年度以降は毎年前年度と比べて2.5倍以上の伸びを示しています。照明器具の全出荷台数に対するLED照明の比率は、40%の2330万台で、金額にすると全出荷台数の48%の3047億円に増えています。(図3-4)

図3_4

図3-4 照明器具の国内出荷数量推移 出典:(一社)日本照明工業会



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