電力自由化どうする?どう選ぶ?【実践編】

「我が家にぴったりの電力会社は?」1回目


消費生活アドバイザー


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 電力自由化によって、今まではそのエリアを管轄する電力会社のみの契約だったのが、これからは、消費者が選ぶ時代になりました。選択肢が増えたことで、消費者としてはさまざまなメリットも期待できそうです。
 今まで選ぶ自由がなかったため、電力料金は硬直的でしたが、自由化によって柔軟性のある料金プランを消費者が選ぶことができたり、料金プランだけではなく、どのように発電をしているのか?といった発電方法で選ぶこともできるでしょう。とはいえ、多くの消費者は、料金に注目をしているのではないかとは思います。

 私自身、電力自由化で電力会社の乗り換えを検討しているいち消費者として、今回は我が家にぴったりの電力会社を考えてみたいと思います。

まず我が家の現状

エリア 関東(東京電力管轄)
契約種別 従量電灯C
契約A数 8kVA(80Aに相当)
月の使用量500kWhくらい
都市ガス併用住宅(東京ガス)

現状の電力会社で検討してみると・・・

 現在は東京電力と契約をしているので、東京電力のプランで変更を考えるべく東京電力のHPで試算してみました。

その結果・・・

20160405_01

 なんと、年間28円のお得!そこに別途1,000円ごとにポイントが貯まるので、実際にはもうちょっとお得にはなるでしょう。
 ちなみに、それ以外のプランは全て割高になるという試算結果に・・・。

 それなら、35社、232の料金プラン注1)から電気料金の比較ができる価格.comの電気料金比較を利用して、我が家に合う電気料金の候補を見つけてみたいと思います。

まずは、先ほどの条件を入力して1年間の節約額をシミュレーションすると・・・

1位 ENEOSでんき Aプラン
1年間の節約額 17,866円+Tポイント813円/年還元
他特典など 「ENEOSでんき」の支払い200円(税抜)につきTポイント1ポイント付与

2位 九電みらいエナジー 基本プランL
1年間の節約額 17,550円
他特典など 事務手数料、解約違約金等は発生しない

3位 東京ガス ずっとも電気2(6kVA以上)「ガス・電気セット割」
1年間の節約額 16,995円+3,415円ポイント還元
他特典など 電気料金1,000円ごとにパッチョポイント15ポイント付与。パッチョポイントは、Tポイント、楽天ポイント、Pontaポイントなどに交換できる。

4位 東燃ゼネラル石油 従量電灯C まとめて400
1年間の節約額 15,242円
他特典など 毎月400kWh分をまとめて購入すると安くなる

5位 東燃ゼネラル石油 従量電灯Cたっぷりプラン
1年間の節約額 14,821円
他特典など 月600kWhを超える家庭向き

 という結果になり、電力の購入先を変えることで年間の節約額が大きく変わることがわかりました。
 ということは、我が家にとっては乗り換えを具体的に検討した方がお得であるならば、このシミュレーション結果だけを鵜呑みにするのではなく、より中身を検討する必要があります。この1年間だけの結果でよいのか、それとも長期で見るのかでもお得になる業者は異なるかも知れません。
 他にもシミュレーションでは見えない手数料が存在するかも知れません。
 次回は、選ぶ際にはどのような点に注意をしながら検討していくのが良いのか、チェック項目や事例を挙げながら、解説をしたいと思います。

注1)
2016年3月28日現在

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