解説一覧
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2017/02/21
航空業界におけるこれからの環境課題
2015年に開催されたCOP(国連気候変動枠組条約締約国会議)21で、各国が自主的に目標を立ててCO2削減に取り組んでいくことが合意(パリ合意)されたのは記憶に新しい。 続きを読む
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2017/02/14
既存ダム活用の水力発電(その2)
既存ダムの最大活用※ 既存ダム活用の水力発電(その1)
グラハム・ベルの驚き ―エネルギーの宝庫・日本列島―既存ダムの活用で水力発電を増強していくことについて述べていく。
すべての多目的ダムでの発電
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2017/02/13
既存ダム活用の水力発電(その1)
グラハム・ベルの驚き ―エネルギーの宝庫・日本列島―グラハム・ベルの予言
明治31年(1898年)、グラハム・ベルが来日した。発声生理学の科学者であり、教育者であったベルは、明治19年に電話の実験を成功させていた。 続きを読む
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2016/05/18
もんじゅの今後の展開について
現在有馬元東大総長を座長とする「もんじゅの在り方検討会」の議論が進められており6月には答申が出る予定である。この種の有識者会議は担当省庁が予め大筋を作りその枠で答申が出ると言うのが従来の流れである。 続きを読む
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2016/04/19
フューチャー・アース(地球の未来)と海洋
(海洋政策研究所「Ocean Newsletter」からの転載:第376号)
フューチャー・アース
1980~90 年代に開始された地球環境研究のプログラムは、気候や生物多様性など、地球環境の様々な問題点を明らかにし、その科学的知見はIPCC 報告書や気候変動枠組条約、生物多様性条約などに反映されてきた。 続きを読む
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2015/11/11
『フューチャー・アース(Future Earth)』の活動紹介
現在の地球環境が抱える課題は、今や全人類的な問題です。その解決には各国の連携が不可欠であり、また、科学界、産業界、行政、市民団体など多様なステークホルダーとの協働による新しい取り組みが必要とされています。 続きを読む
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2015/07/17
核燃料サイクルの再構築を急げ
ー再処理技術の確立・維持・発展を目指してー1.経緯
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- 資源のない日本が太平洋戦争に突入せざる得ない状況に陥ったのは、直接的には米国対日禁油政策であった。 続きを読む
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2015/05/01
水素社会を拓くエネルギー・キャリア(最終回)
エネルギー・キャリアの開発利用の進め方これまで4回に渡ってMCH(メチルシクロヘキサン)、液体水素、アンモニアの3つのエネルギー・キャリアについてご紹介してきた。【表1】にそれらの特徴をまとめてみよう。 続きを読む
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2015/03/30
水素社会を拓くエネルギー・キャリア(11)
エネルギー・キャリア各論:アンモニア(その2)前回はアンモニアのエネルギー・キャリアとしての利用可能性を中心に記したが、今回は、アンモニアに関して解決すべき課題を中心に記すことにしよう。 続きを読む
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2015/03/17
水素社会を拓くエネルギー・キャリア(10)
エネルギー・キャリア各論:アンモニア(その1)【アンモニア】
意外と知られていないエネルギー・キャリアの候補物質として、アンモニアがある。実は、私自身もアンモニアがそんな性質を持つ物質だという認識を、ごく最近までもっていなかった。 続きを読む
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2015/03/05
放射線と放射性物質(その6) 現代文明と放射線
前回の解説は、「放射線と放射性物質(その5) 放射線の利用と被ばくの管理」をご覧ください)
12.放射線との私的関わり
成長期に1950~65年(昭和25年~40年)を過ごした世代は、内部被ばくでみると、 続きを読む
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2015/03/03
放射線と放射性物質(その5) 放射線の利用と被ばくの管理
(前回の解説は、「放射線と放射性物質(その4) 被ばくを防ぐ」をご覧ください)
9.放射線・放射性物質の利用
私たちが健康で豊かな生活を送るために、いかに数多くの放射線技術が利用されているかについて簡単に紹介する。健康診断などでおなじみの胸部X線撮影など、主なものは以下の通りである。 続きを読む
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2015/02/25
放射線と放射性物質(その4) 被ばくを防ぐ
(前回の解説は、「放射線と放射性物質(その3) 自然放射線と主な放射性物質」をご覧ください)
7.放射線の種類と外部被ばくからの防護
放射線にはいくつか種類がある。太陽から地球に降り注ぐ紫外線や可視光線、赤外線も広い意味で放射線である。 続きを読む
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2015/02/23
放射線と放射性物質(その3) 自然放射線と主な放射性物質
(前回の解説は、「放射線と放射性物質(その2)原子核と放射性物質」をご覧ください)
5.自然放射線
人為的な放射線が登場したのは1895年のレントゲン(Wilhelm Conrad Röntgen)によるX線の発見が最初である。 続きを読む
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2015/02/18
水素社会を拓くエネルギー・キャリア(9)
エネルギー・キャリア各論:液体水素【液体水素】
液体水素は水素には違いないので、液体水素をエネルギー・キャリアというのはおかしいと思われるかもしれない。しかし、水素自体は常温常圧では体積エネルギー密度がとても小さいガス状のエネルギーであり、そのままの形でエネルギーとして輸送、貯蔵、利用するには適していない注1)。 続きを読む
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2015/02/10
放射線と放射性物質(その2) 原子核と放射性物質
(※これまでの解説は、「放射線と放射性物質(その1) 原子と分子」をご覧下さい)
3.原子核と放射能
ところが、安定な原子核から構成されているはずの自然界に、極めて量は少ないが不安定な原子核が定常的に存在する。 続きを読む
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2015/02/06
水素社会を拓くエネルギー・キャリア(8)
エネルギー・キャリア各論:メチルシクロヘキサン(MCH)これまで何回かにわたって、「水素社会」に至るシナリオについてご紹介してきた。「水素社会」においては、CO2フリー水素エネルギーの供給チェーンが構築されていることが必要である。 続きを読む