執筆者:エネルギー安全保障・原子力政策研究会
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2015/04/10
核燃料サイクル政策のあり方についての提言(最終回)
前回(第9回)では2018年の日米原子力協定の満期、さらに六ヶ所再処理工場の本格運転を控えて、わが国のプルトニウム利用のあり方について米国をはじめ海外諸国の懸念が顕在化しつつあることから、対応方策の考え方を提言した。 続きを読む
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2015/04/07
核燃料サイクル政策のあり方についての提言(第9回)
前回(第8回)は2016年目標の電力システム改革を控えて、核燃料サイクル開発体制再編が迫られているが、カギは民間活力の活用にあり、あらためて官民役割分担のあり方を見極める必要性を指摘し、核燃料サイクル開発に失敗は許されないことを提言した。 続きを読む
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2015/04/03
核燃料サイクル政策のあり方についての提言(第8回)
前回(第7回)ではわが国の核燃料サイクル開発には必要不可欠である技術・産業基盤整備意識が欠如していることを指摘し、早急に基盤整備のあり方についての議論を進めるよう提言した。 続きを読む
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2015/03/30
核燃料サイクル政策のあり方についての提言(第7回)
前回(第6回)では原子力の軍事利用から平和利用への展開を図った所謂原子力先進国とは異なり、わが国の原子力開発は事実上ゼロからのスタートであり、海外からの発電炉導入とほぼ同時に、核燃料サイクルもスタートした。 続きを読む
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2015/03/26
核燃料サイクル政策のあり方についての提言(第6回)
前回(第5回)では、六ヶ所再処理、もんじゅ両プロジェクトとも本格的運転状態に入れば、想定を超えるリスク発生も予想されることからその対応方策が問われることになる。国はこの重責を果たすために必要な組織力強化を保証する措置を講ずることを提言した。 続きを読む
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2015/03/23
核燃料サイクル政策のあり方についての提言(第5回)
前回(第4回)は使用済燃料の適切な処分方策はエネルギー安全保障の基本的条件であり、国は最終的に残る高レベル放射性廃棄物について環境負担をミニマムに抑えることを目標とする高速炉サイクル実用化開発を進めることを明示し、国民の理解を求めるよう提言した。 続きを読む
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2015/03/19
核燃料サイクル政策のあり方についての提言(第4回)
前回(第3回)では六ヶ所再処理、もんじゅ両プロジェクトの現状と今後の課題を提示した。六ヶ所再処理は本格運転への見筋が見通せる状態にあるものの、仏からの技術導入に伴う脆弱性克服が重要課題であり、独立性の高い事業組織とすることの必要性を指摘した。 続きを読む
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2015/03/17
核燃料サイクル政策のあり方についての提言(第3回)
前回(第2回)はわが国の核燃料サイクル開発の中核であるべき六ヶ所再処理、もんじゅ両プロジェクトの大幅な工程遅延によりサイクル開発環境が大変な混迷状態にあること、このため使用済燃料処理処分という原子力利用上の最重要方策に重大な支障となりうることに深刻な懸念を提示した。 続きを読む
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2015/03/13
核燃料サイクル政策のあり方についての提言(第2回)
前回(第1回)は1F事故後の経過を振り返り、今後原子力利用(発電)を継続していく上で最重要と考えられる課題を総括した。 続きを読む
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2015/03/09
核燃料サイクル政策のあり方についての提言(第1回)
- 使用済燃料(SNF)処分方策について -本研究会はわが国の原子力開発の当初からこの分野の様々な部門で業務経験を果たし、現役を離れた有志が集まって編成されたものである。福島第一原子力発電所(1F)事故から早くも4年が経過しようとしているが、国内の原子力施設は停止したままである。 続きを読む