持たずに小さく暮らすエコ


消費生活アドバイザー


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 暖かい日が増え、徐々に夏に近づいてきましたね。梅雨に入る前におすすめなのが、衣替え前のお片付けです。その理由は、生活をしていると気づかないうちに物が増えて行ってしまい、つい収納箱(袋)を購入しようかと考えてしまいがちですが、その前にお片付けをということです。収納箱を購入すれば片づけることにより一見スッキリとした家に見えますが、収納箱を増やすことによって部屋は狭くなり、かえって物が増えてしまう結果に。また、収納箱購入にかかるお金を考えると、生活を小さくすることの方が経済的と考えることもできます。
 賃貸住宅の場合、築年数や立地、間取りなどによっても家賃が変わりますが、同じようなエリアで同クラスの広い物件に住むとなれば、それだけ家賃が高くなり毎月の出費も増えます。家族が増えて手狭になることもありますが、広くなっても根本的な部分を改善しない限り、物は増え続けてしまいます。物が増え続けることで、生涯にかかる住居費と増えた物にかけたお金を考えると、少ない物で小さく暮らす生活がトータルで出費が少なくなります。
 空間はお金と考えて、まずは入口部分の購入するところから「本当に必要かどうか」、「家にあるもので代用できないか」を考えてみるようにしましょう。また、購入する際には、修理しながら長く使うことを考えた場合、多少高くても修理ができる物がいいでしょう。そして、最終的な処分のことも考えて、処分費用が高額になると予想されるソファや大型家具も本当に必要かどうか検討しましょう。ただし、消耗品やこだわりがないものは、安いものでも十分なものもありますので、お金をかける部分とそうでない部分の基準を持つことは大切でしょう。
 衣類は増えやすいものの筆頭に挙げられますが、家族の人数分、子どもの成長分増えていきますので、その都度見直しをして不要なら早めに処分しましょう。処分方法などは以前エネエコブログで書いていますので、参考にしていただけるとよいかと思います。衣類の処分の目安は、大人の衣類なら3年、子どもはサイズが変わったらその都度リサイクルにするなど処分をしましょう。またアイテム数にも注意をして多すぎる下着なども処分していきましょう。もし、処分に悩む場合はとりあえずの箱を用意しましょう。その中に入れて、更に1年過ぎて箱から出すことが無かったのなら、アイテムはそのまま処分しましょう。

 また、書籍や雑誌、DM(ダイレクトメール)といった紙類や子どもが作った作品も保管に困るものとして挙げられます。書籍は電子書籍にすることで、スペースが空きいつでもどこでも好きな時に読むことができますので、電子書籍として販売されているものは電子書籍に替えていくことをおすすめします。雑誌や新聞も電子版が出ており、切り抜き保存ができる機能もありますので、活用しましょう。DMはすぐに分別をして処分をしましょう。

 子どもの作品や思い出の品も、全てを残していてはスペースが足りません。とは言え、ただ捨ててしまうのではなく、画像として残しておくと記録にもなります。そして成長と共に作品も変わりますので、現物の画像だけではなくその時のお子さんと一緒にデジタル保存をすると、後から見返したときに親子でより楽しめる画像になるでしょう。

 最近ではデジタル化が進んだこともあり、持たない暮らしの意味が、何もない暮らしから、画像が鮮明に残る暮らしに変化してきました。こうしたデジタルの部分と自分の中で考えて処理をするアナログな部分を組み合わせて、ムダと物の少ない暮らしをするものひとつの方法ではないかと思います。

ー おまけ ー

 息子が通う小学校では体操着リレー活動を行っています。小さくなった体操着をまた次の必要とする生徒さんへ渡す活動ですが、息子が通う小学校には制服がないので制服のリレー活動はありません。学校によっては制服のリレー活動が行われているところもあります。また、息子がボーイスカウトに加入しており、所属する団でも制服のリレー活動が行われています。息子がひとつ上進したので、以前着ていた制服はお下がりに回ります。制服など用途や着用期限が限られているものはこうしたお下がりが上手に活用されるとよりエネエコにつながるのではないかと思います。



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