2018年4月のアーカイブ
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2018/04/25
「電力は足りている」のか?
──厳冬に活躍した電力間融通と「ネガワット取引」(「環境管理」からの転載:2018年4月号)
本年1月下旬から2月上旬にかけて、日本は強烈な寒波に襲われた。北陸地方を中心に影響を受けられた方には心からのお見舞いを申し上げたい。 続きを読む
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2018/04/24
地球温暖化への適応をきっかけとした島嶼国との国際関係の強化について
一方では温暖化問題があり、他方では領土問題がある等、島嶼国を巡る国際的な動きが喧しい。この中にあって日本は島嶼国とどのように関係していけば良いか。 続きを読む
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2018/04/23
石油のこれまでの50年
油価変動への対応と国内製品価格の変遷(「月刊ビジネスアイ エネコ」2018年4月号から転載)
わが国石油産業のこれまでの50年を振り返る時、安定供給確保のための努力とともに、原油価格の大きな変動に対する国内石油製品価格への転嫁の歴史を忘れることはできない。 続きを読む -
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2018/04/18
漂流するトランプ政権のエネルギー・電力政策
米金利上昇で発電設備投資に影響も(「月刊ビジネスアイ エネコ」2018年4月号から転載)
英国が2025年までに石炭火力発電所の全廃を打ち出すなど、欧州主要国の脱石炭の流れは止まらない。 続きを読む -
2018/04/17
風評払拭の落とし穴(2):理解の責任
「ある人からそういうメールをもらったが、これが多くの福島県民の率直な気持ちです。これについて意見をいただきたい」
先日行われた福島の風評についてのイベントの後、そんな匿名の質問が送られてきました。 続きを読む -
2018/04/16
再エネ拡大で注目される火力発電の柔軟性
Advanced Power Plant Flexibility Campaignについて(3)火力発電の柔軟性と市場※ 再エネ拡大で注目される火力発電の柔軟性
Advanced Power Plant Flexibility Campaignについて(1)、(2)火力発電所の柔軟性の要素としては、図4のように①ホット起動時間、②ランプレート(出力変化率)、③最低出力、④コールド起動時間、の4つが代表的である。 続きを読む
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2018/04/13
CO2による地球緑色化(グローバル・グリーニング)
CO2のリスクについては良く言われるけれど、便益もある。CO2は光合成の原料だから、増えるほど作物は育つ。このことは、CO2による施肥効果(carbon fertilization)と呼ばれてきた。 続きを読む
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2018/04/11
水素社会への動きが加速
福島県産CO2フリー水素を活かす!(「月刊ビジネスアイ エネコ」2018年4月号からの転載)
昨年12月26日、再生可能エネルギー・水素等関係閣僚会議で「水素基本戦略」が決定されるなど、水素社会の実現に向けた動きが活発になってきました。 続きを読む
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2018/04/10
再エネ拡大で注目される火力発電の柔軟性
Advanced Power Plant Flexibility Campaignについて(2)変動性再エネと柔軟性の関係※ 再エネ拡大で注目される火力発電の柔軟性
Advanced Power Plant Flexibility Campaignについて(1)APPFのコーディネーターであるIEAの再エネ部門は、 続きを読む
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2018/04/09
中世は今ぐらい熱かった:IPCCの最新の知見
ホッケースティック論争やクライメート事件といった騒動ばかりが目立ってあまり知られていないが、中世の北半球は今と同じくらい熱かったことは、今ではIPCCははっきり認めている。 続きを読む
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2018/04/06
第38回エネルギーフォーラム賞「優秀賞」受賞について
この度、「2050年のエネルギー産業 Utility3.0へのゲームチェンジ」(日本経済新聞出版社)がエネルギーフォーラム賞優秀賞を受賞致しました。 続きを読む
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2018/04/06
火力発電の水素利用が本格化する?
2018年が水素社会への分水嶺に今年の1月19日に三菱日立パワーシステム(MHPS)が出したプレスレリース「大型高効率ガスタービンで水素30%混焼試験に成功」を見て、今年は水素の大量利用が具体的に進む年となるのかもしれないという印象を持った。 続きを読む
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2018/04/05
再エネ拡大で注目される火力発電の柔軟性
Advanced Power Plant Flexibility Campaignについて(1)クリーンエネルギー大臣会合とAPPF再エネ拡大にとって、火力発電、とりわけ石炭火力は障壁であり、敵対するものと誤解されているようであるが、実際にはそうではない。 続きを読む
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2018/04/04
若者に夢与える空想への挑戦
書評:前田建設工業株式会社 著『前田建設ファンタジー営業部1「マジンガーZ」地下格納庫編』(電気新聞からの転載:2018年3月9日付)
「建設業界 イメージ」で検索すると「きつい、汚い、危険の3K」「汗臭い男職場」といったネガティブな書き込みが多く出てくる。 続きを読む
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2018/04/03
地球温暖化の科学的不確実性
地球温暖化に科学的不確実性があり、それが大きいことは、IPCCもはっきりと報告している。しかしながら、このことは温暖化対策が語られる時に、しばしば無視されている。 続きを読む