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野菜高騰時を乗り切るテクニック


消費生活アドバイザー


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 この夏は長雨が続き、日照不足で野菜が生育不足となり高騰しています。農林水産省の食品価格動向調査によると、令和2年8月の主要な野菜の1キロあたりの小売価格の推移(14品目)によると、レタスが前月7月の約2.2倍だけではなく、キャベツやなす、じゃがいも(馬鈴薯)、ピーマンといった夏野菜も値上がりしています。野菜の高騰は即家計にも影響が出てきますので、上手にやりくりをする必要があります。

出典 農林水産省食品価格動向調査
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/kouri/k_yasai/attach/pdf/h22index-1.pdf

テクニックその1:安い野菜を狙う

 もやし、玉ねぎ、なすなど比較的価格が安定しているものや、広告の品となっている野菜、形がふぞろいな訳あり野菜を狙いましょう。もやしは卵と並んで物価の優等生と言われていますが、日持ちがしませんので必要な分を必要なだけ買うようにしましょう。
 野菜を買う際の注意点としては、いくら安くなっているからと言って、この時期のレタスなどの葉物野菜の見切り品はできるだけ避けましょう。その理由は傷んでいる部分が多く、食べられる部分が少ないことがあるためです。例えばレタスが高い場合は、サニーレタスやグリーンリーフなど代替できそうな野菜の値段を見て検討しましょう。

テクニックその2:冷凍野菜をストックする

 冷凍野菜は一年中価格が安定しており、スーパーのプライベートブランド(PB)商品であれば、価格も手ごろです。おすすめ冷凍野菜は、いんげん、ブロッコリー、ほうれん草、カボチャ、コーンです。また、かぼちゃやブロッコリー、きのこは生のものを小房に分けて、ジップ式の袋に入れて冷凍保存ができますので、特売時に買って冷凍しておいてもいいでしょう。ほとんどの野菜が何かしらの手を加えることで冷凍が可能となります。たくさん買って使い切れずに処分する前に、上手に冷凍するように日ごろから心掛けると、食品のロスも減るでしょう。

テクニックその3:乾物や水煮を活用する

 切り干し大根やひじきといった乾物はスーパーで年中売られていて、価格も手ごろです。野菜が不足しがちなときは、乾物や大豆やたけのこの水煮を使った料理もレパートリーに入れておきましょう。また、大根や人参、かぼちゃなど野菜が安いときに干し野菜を作っておき保存しておくのもいいでしょう。キャベツは天候により価格が変動しやすい野菜の一つです。キャベツを干し野菜にして保存しておくと、高騰時の備えにもなります。

テクニックその4:タダ野菜を狙う

 農家で作りすぎた野菜をタダでプレゼントするサイトがあります「タダヤサイ」「フリフル」どちらもタダでもらえるかは運次第の抽選ですが、応募してみる価値はあります。ただし、ものによっては量が多く、送料は自己負担になるので注意しましょう。

■タダヤサイ
 https://www.tadayasai.com/
 抽選でタダ野菜をもらうこともできますが、サイト内から野菜や果物、米などを購入することもできます。

プレゼント例 青ネギ2キロ

■フリフル
 https://furifuru.com/
 規格外「もったいない」を「フードシェア」するためのサイトで、抽選で選ばれると、野菜や果物を無料でもらうことができます。別途送料がかかりますが、中には送料無料のものもあります。

プレゼント例 規格外ピーマン5キロ

テクニックその5:ふるさと納税の返礼品を野菜にする

 住んでいる自治体に支払う分の住民税を他の自治体に寄附することで、自己負担分の2000円を除いた金額が一定上限まで所得税・住民税から控除され、お礼の品(返礼品)ももらえる制度です。この返礼品を野菜にするのも一案です。
 確実に特定の野菜が欲しいときは、じゃがいもやとうもろこしなど野菜を指定して返礼品を選びましょう。特にこだわりない場合は、野菜の詰め合わせもおすすめです。野菜の返礼品は詰め合わせも含めて5,000円の寄附金でもらえるものも多いため、寄附金の上限枠を圧迫しにくいのもいいところです。

 画像は熊本県阿蘇市の季節のお野菜セットで5,000円以上の寄附でもらえる返礼品です。

参考URL https://www.furusato-tax.jp/product/detail/43214/4457777

テクニックその6:フリマアプリ「ラクマ」農家直送野菜を買う

 「ラクマ」(旧フリル)は、楽天が運営するフリマアプリです。「ラクマ」は、農林水産省が推進する女性就農者の地位向上や活躍の場をサポートする農業女子プロジェクト参加メンバーと共に「ラクマファーマーズマーケット」の運営を行っています。農家直送の新鮮野菜がお手頃価格で購入することができます。他にも農家直送野菜も販売されおり、価格もお手頃です。

農場女子JP https://nougyoujoshi.maff.go.jp/


ラクマ ファーマーズマーケット(PCサイト)
https://fril.jp/pickup/farmgirl_pj

 ラクマファーマーズマーケット出品者の出品例ですが、人気の野菜はあっという間に売り切れるので、こまめにチェックしましょう。


ラクマ ファーマーズマーケット(PCサイト)
https://fril.jp/pickup/farmgirl_pj

 それ以外にも、ラクマ内にはたくさんの野菜が出品されていますので、量や送料などを考えて購入するとよいでしょう。

テクニックその7:訳あり野菜をネットショップで買う

 ほかにも安く買う方法はあります。例えば、楽天市場内で訳あり野菜と検索することで、訳あり野菜がたくさん出てきます。これらの野菜を買う際は、金額と送料をチェックしましょう。そしてその金額で最寄のスーパーなどで野菜を買ったらどれだけ買えるかも考えて、それでもお得だと思うのであれば購入してもお得と言えるでしょう。
 画像は、楽天市場にて「訳あり 野菜」と検索して出てきた訳あり野菜。

 野菜が高騰したときに備えて、野菜が安いときに干し野菜や冷凍野菜を作っておいたり、家庭菜園でちょっとした野菜を作っておくのもいいですね。そしてまた、おかずを作る際は、無駄なく最後まで使い切ることはもちろんのこと、高くなった野菜を無理やり使うのではなく、安くなっている野菜で代用するなど材料を臨機応変に組み替えて上手にやりくりをしましょう。こうした上手なやりくりが家庭内での食品ロスを減らすコツにもつながります。



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