執筆者:杉山 大志
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2020/04/10
コロナウイルス後の温暖化対策
「デジタル化の推進」と「化石燃料・原子力による安価なエネルギー供給」で経済成長と温暖化対策の両立を図れコロナウイルス対策としては、執筆現在、感染抑止・事業継続支援・低所得者支援が主に行われているが、 続きを読む
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2020/04/03
温度上昇の予測は「チューニング」されている
地球温暖化問題を議論するとき、一般の人々は、モデル計算による温度上昇のシミュレーションを科学計算に基づく予測だと思って受け入れている。 続きを読む
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2020/03/31
IPCCの「ベースラインシナリオ」の排出量は過大評価である
事実上ベースライン(=なりゆき)シナリオとして用いられているIPCCの「RCP8.5シナリオ」は過大評価であり、現実的な排出量であれば、 続きを読む
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2020/03/17
テクノロジー・インクルーシブ・アプローチ
温暖化解決のためには、日米連携で「あらゆる技術の推進」を図れ大幅なCO2の削減を実現するためにはイノベーション、すなわち、新技術の発明と、その大規模な普及の両方が欠かせない。 続きを読む
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2020/02/17
エンジニアリングの神髄
書評:サイモン・ウィンチェスター 著、 梶山あゆみ 訳『精密への果てなき道:シリンダーからナノメートルEUVチップへ 』(電気新聞からの転載:2020年1月17日付)
小学校の頃に読んだ本には、ジェームズ・ワットはヤカンのふたがパカパカ動くのを見て蒸気機関を発明した、とあった。 続きを読む
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2020/01/29
サイレント・クライメート・ポリシー(静かなる温暖化対策)
地道な技術開発・普及こそが温暖化問題を解決する国際条約による国全体の数値目標や、排出量取引・環境税といった経済全体を対象とした大掛かりなカーボンプライシング制度は、どの程度の効果があったか。 続きを読む
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2019/12/20
技術進歩と不可分な人の進化
書評:ジョセフ・ヘンリック 著, 今西 康子 訳『文化がヒトを進化させた 人類の繁栄と〈文化-遺伝子革命〉 』(電気新聞からの転載:2019年11月8日付)
なぜ人間は期待値で必ず損すると分かるバクチをするのか。 続きを読む
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2019/10/17
地球温暖化は正確に測定できているのか?
既報で述べたように、日本の温暖化は、都市化の影響等を補正すると気象庁発表の6割程度に留まるようだ(http://ieei.or.jp/2019/09/sugiyama190930/)。 続きを読む
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2019/10/15
説得力増す地球温暖化懐疑論
書評:マーク・モラノ 著 、渡辺 正 翻訳『「地球温暖化」の不都合な真実 』(電気新聞からの転載:2019年9月6日付)
2016年は過去150年で最も地球の気温の高い年だと言われた。 続きを読む
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2019/09/18
FITがイノベーションの邪魔をする
「抜本見直し」のあり方は?再生可能エネルギー全量買取り制度(FIT)による既存技術(多結晶シリコン太陽電池)への補助は、ペロブスカイト太陽電池等、次世代の太陽電池のイノベーションの邪魔をする。 続きを読む
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2019/07/26
暴れる太陽磁場で気候が変動
書評:宮原 ひろ子 著『地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか: 太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来 』(電気新聞からの転載:2019年7月5日付)
地球温暖化の予測はシミュレーションによるが、実はこれが頼りない。 続きを読む
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