韓国環境部とソウル市、コーヒーショップの使い捨てカップ廃止に向けたプロジェクトを開始

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 韓国環境部(ME)とソウル市は、カフェや珈琲チェーン店で使い捨てカップの使用を廃止し廃棄物ゼロを目指すプロジェクト「ゼロ・カフェ」を開始し、これに珈琲チェーン店7社のCEOが参加を約束した。2022年に1000万個の使い捨てカップを削減するという。
 このプロジェクトは、ソウル市を持続可能で炭素中立の都市にすることを目的とした取組「ゼロ・ソウル」の一環である。ゼロ・ソウルは、カフェの他、レストランやマーケット、キャンパスで使い捨てのカップやプラスチック容器、包装材等の削減・廃止を進める。カフェでの取組は、MEとソウル市が2020年11月からICTを活用して試験運用を開始。市役所周辺カフェの再利用可能なカップの返却率は80%で、プロジェクト成功の可能性が示されたという。ソウル市は、カフェが立ち並び流動人口の多い20地区を選定。今後、選定地区の参加カフェには再利用可能なカップの返却機800台が提供される。参加カフェでは、ゼロ・カフェのマークを掲示、再利用可能なカップは3〜5割引、補助員も常駐する。
【韓国環境部】