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冷房の設定温度を1℃上げても快適に過ごす8つのコツ


消費生活アドバイザー


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 電気代の値上げが続いています。今年の夏は節電要請が出ており、これまで以上に節電を意識した生活を送る必要があります。とは言え、無理な節電は熱中症や体調不良、集中力や作業効率の低下などを招いてしまうことも。エアコンを上手に使いながらこの夏を乗り越える節電のコツを紹介します。

エアコンの設定温度は1℃上げて扇風機を併用

 エアコンの冷房運転は設定温度を1℃上げるようにしてみましょう。節電要請時の設定温度の目安は28℃ですが、人によって快適な室温は異なるものです。28℃設定が難しい場合は、今の設定温度から1℃上げることで約10%の節電効果が期待できます。また扇風機を併用することで、床に溜まった冷気を攪拌し、扇風機の風が身体に当たることで涼しさを感じることができます。

湿度を調整する

 湿度が高くなる日本の夏は、温度だけではなく湿度にも気を配りたいところです。ダイキンが行った調査によると、室内温度が28℃でも湿度を60%程度にコントロールすることで快適性が向上し、熱中症対策にもなるとされています。夏場の除湿には除湿器よりも、冷房運転が効果的です。冷房運転すると同時に除湿が行われるからです。弱冷房除湿よりも、冷房運転の方が、除湿量が多いため、夏場は冷房運転を選択するのが快適に過ごすコツと言えるでしょう。

熱気がこもった部屋は熱を逃がしてからエアコンを使う

 日中留守にして帰宅をすると、部屋に熱がこもって一刻も早くエアコンのスイッチを付けたくなりますが、一度窓を開けて換気扇やサーキュレーターを付けて、部屋の熱を逃がしてから冷房運転をするようにすると、効率的に部屋を冷やすことができます。
 帰宅後窓を開けるなど換気をしながら、濡れタオルをジップ式の袋に入れて冷蔵庫で冷やしておき、それで身体を拭きながら、汗をさっぱりさせつつ、身体の熱を冷ますのもおすすめです。

エアコンの室外機をチェック

 エアコンの室外機まわりに荷物を置かないようにしましょう。また、室外機に直射日光が当たると、冷房効率を下げてしまうため、室外機に日陰を作る工夫をしましょう。遮熱パネルなども売られているので、取り付けてみてはいかがでしょうか。ただし、室外機に打ち水などで直接水をかけるのは故障の原因にもなるので避けましょう。

打ち水で涼しく

 日没後にベランダや庭、屋上などに打ち水をすると、気化熱の働きで周囲の温度を下げることができます。お風呂の残り湯を活用することで、水道代の節約にもなります。

ハッカ油を活用する

 薬局などで売られているハッカ油を使って、清涼感を出しましょう。スプレーボトルに水とハッカ油を数滴入れて、マスクにひと吹きすると涼しく感じることができます。また、お風呂に数滴ハッカ油を入れてから入浴をすると、入浴後も涼しさを感じることができます。苦手でなければ化粧水に少しハッカ油を足して使うと気持ちがいいですよ。

涼しさを感じる服やグッズを活用する

 リネン素材の服は風通しがよく、クールビズにもおすすめの素材です。このように涼しさを感じる素材の肌着や服を着るとよいでしょう。また、水で濡らして首に巻くと涼しさを感じる冷感タオルを使うのもいいですね。
 保冷剤をタオルに包んで脇の下に挟むだけでも体内の熱を冷ます効果が期待できるでしょう。

熱を発生させるものをできるだけ使わない

 炊飯器や電気ポット、暖房便座など保温機能があるものは、そのものから熱が出ているためできるだけ切るようにしましょう。また、14時~18時ごろの電力需要が高まるピークタイムにはアイロン、ドライヤー、乾燥機、電子レンジといった消費電力が高い家電製品をできるだけ避け、電力需要が落ち着いている夜から午前中の時間帯に使うなど、ピークシフトを心掛けるとよいでしょう。

 このように、工夫次第でエアコンの設定温度を1℃高くしても快適に過ごすことができます。また、夏は水分補給も大切です。目覚めに、お風呂上りに、寝る前に意識をしてコップ一杯のお水を飲むようにしましょう。



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