〈みずほ〉と日本政策投資銀行が「水素共同提言」を公表

~共同提言を通じ、お客さまのGX実現をサポート~


Mizuho Financial Group, Inc.


Development Bank of Japan Inc.

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 政府は2050年のカーボンニュートラル達成と、産業競争力の強化・経済的成長につなげるGXを掲げています。世界各国がカーボンニュートラルの実現に向けて動き出すなか、水素は発電・輸送・産業といった幅広い分野の脱炭素化の鍵として位置づけられています。
 一方、2017年に世界で初めて水素の国家戦略を策定した日本をはじめ、これまで水素に関する研究開発・実証実験は世界各国で行われてきたものの、現時点では広く普及するには至っておらず、水素需要の創出・技術革新によるコスト削減や事業者に対する資金供給が課題として挙げられています。
 〈みずほ〉は、水素が多くのセクターにとって脱炭素化を実現する上で有望な領域の一つになると位置付け、みずほ銀行産業調査部によるレポートの発刊やみずほリサーチ&テクノロジーズによる水素関連調査の受託等、水素の社会実装に向けた取り組みを進めています。
 日本政策投資銀行は、水素の利用拡大を成長の機会と捉え、日本政策投資銀行産業調査部のレポート「水電解装置における日本企業の競争力強化に向けて」においてグローバルシェア拡大に向けた戦略の方向性を提言したほか、国内水素供給インフラの整備・水素輸入サプライチェーンの構築・スタートアップへの投資等日本関連企業による攻め・守り両面の取り組みを支援しています。

 〈みずほ〉と日本政策投資銀行は、両行のリサーチ部門メンバーを中心に水素ワーキンググループを2022年度に立ち上げ、水素等に関する勉強会や金融面の取り組みについての意見交換を行ってきました。その取り組みの延長線上として、今年10月に「水素等に関する共同提言(正式名称:水素等の社会実装を促進し、日本の産業競争力強化・地域経済の活性化に取り組む共同提言)」を公表いたしました。

 今回の共同提言を契機に〈みずほ〉と日本政策投資銀行は、ファイナンス面での連携だけに留まらず、リサーチや地域トランジションの支援等を通じ、それぞれの強みや特徴を活かしつつ、水素の社会実装を通したGX実現に向けてともに挑戦していきます。
 〈みずほ〉は、日本政策投資銀行との連携を通じ、水素分野に関する知見をさらに向上させ、グループ一丸となって、水素の早期社会実装とお客さまの脱炭素化の実現に貢献していきます。
 日本政策投資銀行は、水素がGX実現に向けた重要分野であり、我が国のインフラ、産業、地域の成長機会と捉え、今回の共同提言を通じて〈みずほ〉と連携・協調しながら、産業育成やエネルギーインフラ整備を支援して参ります。