デンマークなどバルト海周辺8ヶ国、エネルギー安全保障の強化と再エネの拡大に向けた協力強化で合意

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 デンマーク気候・エネルギー・建物省によると、バルト海を取り巻く8ヶ国(デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ドイツ、ポーランド、ラトビア、リトアニア、エストニア)は、エネルギー安全保障に関するサミットを開催した。域内のエネルギー安全保障の強化と再生可能エネルギーの拡大に向けて一層緊密に協力して、各国それぞれが、またEUとしてもロシアの化石燃料に依存しないようエネルギーの独立性を強化することで合意し、洋上風力発電容量の急拡大を目指すことなどを盛り込んだ宣言に署名した。2030年までに8ヶ国合わせた同発電容量を現在の7倍となる19.6GWに引き上げることを目標としている。国別ではデンマーク(6.3GW)が最大で、ポーランド(5.9GW)、ドイツ(3.8GW)と続く。これらの国々は、配電網の相互接続などの協力も進める意向である。その一例として、先頃、デンマークとドイツは、デンマークのボーンホルム島に建設するエネルギー島の発電容量を引き上げ、ドイツからのケーブルを接続することに合意している。
【デンマーク気候・エネルギー・建物省】