ガスの節約術 その2
丸山 晴美
消費生活アドバイザー
前回は、浴室のガスの節約についてのお話をしました。次にガスを使う場所と言えば、キッチンではないかと思います。お料理をする際もちょっとした気遣いが節ガスにつながります。
●ガスは中火にしましょう
ガスの炎は鍋底からはみ出さないようにしましょう。炎がはみ出た分はガスの無駄ですし、持ち手が溶けるなど、鍋が傷む原因にもなります。鍋底から炎がはみ出ない中火がおすすめです。
●鍋底が広いものを使いましょう
鍋底が広いものを使った方がエネルギー効率が良くなり、節ガスになります。やかんや鍋を選ぶ時は、底の広いものがおすすめです。
●蓋や落としぶたを使いましょう
鍋でお湯を沸かす時は、鍋の蓋をしてお湯を沸かしましょう。
また、煮物を作る際は落としぶたを使うことによって早く煮え、味もしみこみやすくなります。落としぶたはパンやクッキーを焼く際に使うクッキングシートで代用することもできます。
●圧力鍋や土鍋といった効率の良い鍋を使いましょう
圧力鍋は焼き豚や煮豆、カレーなど、煮込み時間がかかる料理でも、短い加熱時間で作ることができます。通常大豆が柔らかくなるまで煮るためには、約5時間じっくり煮る必要がありますが圧力鍋であれば、30分程度の加圧で済みます。また土鍋は鍋料理だけではなく、煮物を作る時にも重宝します。保温力もあり、ゆっくりと温度が下がるので、煮くずれをおこしにくく味を含める効果もあります。
●パスタをゆでる時はフライパンがおすすめ
まず、フライパンでお湯を沸かし、塩とパスタを入れて1分ゆでます。
火を止めてフタをしたら、パスタの袋に書いてある所定時間蒸らします。これだけで簡単にパスタをゆでることができます。