世界気象機関、2022年夏のヨーロッパは史上最高に暑かったと報告
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世界気象機関(WMO)は、2022年夏の気象に関するEUコペルニクス気候変動サービスの発表を伝えた。ヨーロッパの2022年夏季(6〜8月)の平均気温は、2021年の記録を0.4℃上回り史上最高の暑い夏となった。8月の平均気温も2018年8月の過去最高記録を0.8℃上回った。フランスの夏季平均気温は2003年に次ぐ史上2位、イギリスは過去最高の2018年とタイであった。中国中央部・東部でも長期間熱波が続き、カナダ及びアメリカの西部も異常高温となった。一方、大洪水のパキスタンでは平均以下の気温が続く。2022年8月の世界の平均気温は、2017年・2021年8月と並ぶ史上3位であった。
高温と乾燥のためフランス南西部・イベリア半島で大規模林野火災が発生し、EUとイギリスの林野火災からのCO2排出量は2007年以降では2007年に次ぐ量となった。
8月の南極の海氷は平年より4%少なく、44年間の衛星観測史上2002年8月と並び2番目に少なかった。北極海氷は平年より5%少なく、観測史上12番目に少なかった。
【世界気象機関】
高温と乾燥のためフランス南西部・イベリア半島で大規模林野火災が発生し、EUとイギリスの林野火災からのCO2排出量は2007年以降では2007年に次ぐ量となった。
8月の南極の海氷は平年より4%少なく、44年間の衛星観測史上2002年8月と並び2番目に少なかった。北極海氷は平年より5%少なく、観測史上12番目に少なかった。
【世界気象機関】