【経団連】 特設サイト「Keidanren SDGs」リニューアルについて


International Environment and Economy Institute

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 経団連は今般、経団連のイニシアティブに基づいて、経団連会員企業・団体がSDGsの達成に向けて取り組んでいる事例を一覧的に紹介するため、特設サイト「Keidanren SDGs」をリニューアルし、あわせて、SDGsの達成に資するイノベーション事例集「Innovation for SDGs」を更新した。

1.SDGsに資する多様な取組みを一覧的に紹介するプラットフォーム

 2015年に国連で採択されたSDGsは、2020年以降を「行動の10年」として、SDGs達成に向けた取り組みの加速を求めている。
 本サイトは、会員企業・団体によるSDGsに関連する多様な取り組みを紹介するプラットフォームとして、企業・団体の取組みを国内外にピーアールするとともに、企業・団体と多様なステークホルダーとの間で、連携・協働のきっかけとなる情報を提供する。
 現時点では、SDGsの達成に資するイノベーション事例集「Innovation for SDGs」のほかに、Society 5.0に関連する各社の動画を集めた「THEATER 5.0」、チャレンジゼロや経団連カーボンニュートラル行動計画、循環経済パートナーシップ、経団連生物多様性イニシアティブといった環境問題への取り組みのほか、働き方改革、女性の活躍推進、地域協創、産学連携に関する事例など、経団連イニシアティブに基づいて推進している多様な事例を掲載している。

2.事例集「Innovation for SDGs」の更新・拡充

 SDGsでは、野心的な目標の達成に向けて、民間企業が創造性とイノベーションを発揮することが求められている。
 経団連では2018年に、会員企業が取り組んでいるSDGsの達成に資するイノベーションを募集し、 事例集「Innovation for SDGs」として公開した。その後、企業の取り組みに進展がみられることから、今般新たに、ビジネス手法や適正技術など多様なイノベーションのうち、特にAI やIoT、ロボット、ビッグデータなどの革新技術を活用して社会の課題解決をする取り組みを中心に募集したところ、226社・団体から576件の事例が提供された。
 寄せられた事例をSDGsの目標ごとに整理したところ、目標9の「産業と技術革新」、目標7の「エネルギー」、目標3の「健康と福祉」などに関する事例が多く集まった。(図表参照)


図表:SDGs目標ごとの掲載事例件数

 サイトでは、取り組んでいる企業・団体名とキーワードによる検索や、SDGsのゴールごとの絞り込み、Society 5.0の実現を通じてSDGsを達成する事例の絞り込みなどが可能となっている。

 「Keidanren SDGs」を企業・団体のみならず、地方公共団体、市民社会、大学、国際機関など、国内外の多様なステークホルダーに広くご活用いただくことで、マルチステークホルダーによる連携・協働を促し、パートナーシップによる社会的課題の解決や、社会の持続的発展につながることを期待している。

特設サイト「Keidanren SDGs」
https://www.keidanrensdgs.com/home

事例集「Innovation for SDGs」
https://www.keidanrensdgs.com/innovationforsdgs