シロクマはじつは増えている
印刷用ページ(英 Global Warming Policy Foundation(2019/12/05)より転載
原題:「TWENTY GOOD REASONS Not to worry about polar bears: an update」)
- 1.
- ホッキョクグマは、いまも動物保護の一大成功事例です。40 年前よりホッキョクグマは増えています。
- 2.
- 2010 年と比べて、減少している個体群は減りました(いまは公式には 1 群だけ)。データ不十分なのは 6 群だけです(かつては 9 群)
- 3.
- 急激な夏の海氷減少でも、予想されたようなホッキョクグマの個体数への影響はありませんでした。海氷は 2007 年に 20 世紀半ばの水準まで減りましたが、言われていたようなホッキョクグマ壊滅は起こりませんでした。
- 4.
- 2007 年以来、氷のない季節は伸びてきているのに、チュクチ海の個体群は大繁栄しています。
- 5.
- チュクチ海で夏に海氷が少ないおかげで、ホッキョクグマたちの獲物の数が十分に増えました。フイリアザラシは、主に氷のない季節にエサを探すからです。
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ホッキョクグマはだいじょうぶ 心配しなくていい20の理由 (更新版) (PDF)
【 著者紹介 】
スーザン・クロックフォード博士は進化生物学者。古動物学、捜査動物学の分野で 35 年の経験を持つ。ブリティッシュコロンビアのヴィクトリア大学における付属教授だったが、共同所有の民間コンサルティング会社(Pacific Identifications, Inc.) でフルタイムで勤務。著書に『生命のリズム:甲状腺ホルモンと種の起源』『喰われる』(シロクマに襲われるスリラー小説)、『ホッキョクグマ:事実と迷信』(七歳以上向け、フランス語とドイツ語の翻訳あり)、『ホッキョクグマのおおきなあし』(未就学児向け)、参考文献完備の『ホッキョクグマ:気候変動の驚くべき生き残り』、さらにホッキョクグマ保全状況に関する科学論文。これまでも GWPF向けに、ホッキョクグマとセイウチに関する概要説明とビデオを製作した。
スーザン・クロックフォード博士のブログは www.polarbearscience.com.
解説:キヤノングローバル戦略研究所 杉山 大志
シロクマは温暖化による被害のアイコンとされてきた。しかし実は、シロクマは減るどころか、むしろ増えている!
GWPFによる論文「ホッキョクグマはだいじょうぶ 心配しなくていい20の理由 (更新版)」の山形浩生氏による邦訳。
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