2017年6月のアーカイブ
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2017/06/30
資源循環型社会構築への未来図(その1)
近年、資源需要は世界的に増大し、天然資源の枯渇問題が深刻化する中で、我が国にとっても、資源循環型社会の構築は未来への大きな命題となっている。 続きを読む
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2017/06/23
カーボンバジェットあと1,000Gtは本当か
── ハイブリッドアプローチを採るパリ協定を維持する観点から考える(「環境管理」からの転載:2017年6月号)
パリ協定が採択された瞬間、歓喜の渦に包まれたCOP21会場にあって、筆者はどうしてもそれほどに楽観的にはなれなかった。 続きを読む
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2017/06/20
「水素社会」の実現近づく!
水素を常温で安全に大量輸送へ(「月刊ビジネスアイ エネコ」2017年6月号からの転載)
最近、家庭用燃料電池、燃料電池自動車、水素ステーションなど、水素が話題になることが増えています。 続きを読む
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2017/06/19
太陽・風力発電の接続量限界
気候条件の変化によって発電出力が変動する太陽・風力発電について、系統に接続される全体の規模が大きくなると、他の発電設備の出力を可能な限り下げても、あるいは、ダムに水を汲み上げるのに充当して消費しても、全体の発電出力が電力需要を超えてしまうことが起こる。 続きを読む
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2017/06/16
英国が迎えた石炭火力発電量ゼロの日
安全保障、経済性、温暖化対応と電源多様化(「月刊ビジネスアイ エネコ」2017年6月号からの転載)
18世紀後半の英国の産業革命を支えたのは石炭だった。発熱量が相対的に高い石炭を使用することにより、蒸気機関の利用が可能になった。 続きを読む
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2017/06/12
パリ協定離脱が変える?
ー石炭、再エネ、原子力の未来ー大統領就任後、オバマ政権時代に導入された化石燃料に係る環境、鉱業権の規制を撤廃しているトランプ大統領は、6月1日パリ協定離脱を発表した。 続きを読む
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2017/06/12
福島第一原発訪問記(5)
原発構内を回る(2)/廃炉のロードマップとコスト筆者らを乗せたバスはゆっくりと約1時間かけて構内を回った。線量のモニタリングは構内86か所で行われていて、車窓からでもその数値を見ることができる。 続きを読む
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2017/06/09
パリ協定離脱
-米国の失点と中国の地球温暖化外交-(「キヤノングローバル戦略研究所」からの転載:2017年6月5日付)
離脱の理由はそれなりに筋が通っている。
トランプ大統領がパリ協定からの離脱を発表し、批判的な報道がなされている。トランプ政権はこれまで地球温暖化問題についても様々な物議をかもしてきた。 続きを読む
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2017/06/08
福島第一原発訪問記(4)
原発構内を回る(1)/水との闘い福島第一原発の現状
構内の状況をお伝えする前に、データで福島第一原発の現状を整理しておきたい。まず、1から4の各号機とも「冷温停止状態」注1) を保っていると評価されている。 続きを読む -
2017/06/07
イノベーションによる温暖化問題解決のあり方は
イノベーションシステム論から複雑系理論へ地球温暖化対策の解決に向けたイノベーションのためには、政府の積極的な介入が重要とされてきた。 続きを読む
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2017/06/06
福島第一原発訪問記(3)
旧エネルギー館から原発構内へ/避難指示解除・現場の労働環境なかなか現場にたどり着かない「訪問記」で大変恐縮である。3回目にしてやっとであるが、現場に向かおう。 続きを読む
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2017/06/06
“Bridge to the Future”(その3)
最近の「石炭火力」論議を巡って※ “Bridge to the Future”(その1、その2)
気候変動問題と石炭火力
世界は石炭をなくせない 続きを読む
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2017/06/05
エネルギー転換の背後にあるドイツ人のロマン主義的性格
ドイツが進めている「エネルギー転換」と、寛容な難民受け入れ政策とは、同じ根っこから生まれた政策である、と書けば、何を言っているのかと怪訝な顔をされるだろう。 続きを読む
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2017/06/02
WWFジャパン「回答」へのコメント
今年4月に国際環境経済研究所のウェブサイトに掲載した「再生可能エネルギー100%は可能か~WWFジャパン『脱炭素社会に向けた長期シナリオ』の問題点~」(以下「問題点」という。)に対し、WWFジャパンは5月にウェブサイトにおいて回答(以下「回答」という。)を掲載した。 続きを読む
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2017/06/01
福島第一原発訪問記(2)
いわきから旧エネルギー館へ/東京電力の福島での活動・原子力損害賠償制度福島第一原発までの道のり
上野からいわきまでJR常磐線の特急で約2時間。いわき駅周辺はいくつかのショッピングモールもあり、買い物客や学生が多い。 続きを読む