衣替えのシーズン着なくなった衣類はどうする?(その2)
丸山 晴美
消費生活アドバイザー
前回のその1に続きまして、着なくなった服の上手な処分方法についてご紹介しています。
・古着を回収してチケットに交換
「H&M」http://www2.hm.com/ja_jp/index.htmlでは、古着交換サービスを全店舗で実施しています。
まずは、袋(どんな袋でもOK )に衣類(どんな衣類でもOK)を詰めて店員さんに渡すだけで、3,000円ごとに好きな商品から500円引きできるクーポンがもらえるという仕組みです。
「WORLD」http://corp.world.co.jp/csr/social/ecoromo/ticket_dp.htmlでは、「ワールドエコロモキャンペーン」を実施しています。ワールド製品以外の衣料品も引き取ってくれ、衣料品1点につき1,080円(税込)のOFFチケットと交換してくれるものです。チケットは、5,400円(税込)毎に1枚利用可能となります。場所や期間などが限られていますので、事前に確認をしましょう。また、集めた服はリユース(衣料品の再利用)となり、衣類を必要としている方に渡るので、洗濯はもちろんのこと破れやシミ、毛玉などが少ないものを持っていきましょう。
・古着で社会貢献
「ユニクロ」http://www.uniqlo.com/jp/csr/refugees/recycle/では、ユニクロもしくはユージーで購入した全商品を回収しています。回収した衣類は世界中の服を必要としている全てのひとに届けるための活動に利用されますので、洗濯をしたものを持っていきましょう。
「赤すぐnet」https://akasugu.fcart.jp/contents1/furugi.aspxでは、「古着deワクチン」という活動をしています。着なくなった衣類を箱に詰めて送ると、「ポリオワクチン」が開発途上国の子どもたちに届くというものです。また、送った衣類は開発途上国にて安価で輸出販売され、送ったには特典として「赤すぐ」で使える1,000円分のクーポンがもらえます。
・古着をリサイクル
「無印良品」http://ryohin-keikaku.jp/csr/recycle.htmlでは、無印良品で購入したタオルや、カバー類、子供服といった繊維製品全般(下着、くつ下を除く)を回収しています。
回収された繊維製品は、バイオエタノールなどにリサイクルしまた、一部の製品は、染め直し加工の上、「ReMUJI」として再販売します。
・リサイクルに出せない衣類は…
リサイクルに出せない下着類などは、適当な大きさにカットしてお掃除につかうウエスにすると便利です。
・裁縫が得意ならリメイクにも挑戦してみても
ミシンがあれば、着なくなったシャツなどをリメイクしてみてはいかがでしょうか。
例えば、大人用の衣類を子ども用に小さめに作り直したり、ワイシャツの袖と襟部分を切り取って、縫い直してシャツに仕立て直すこともできそうですね。
服と考えずに、生地として考えるとリメイクしやすいかも知れません。
素材と色、柄の組み合わせを楽しめば、さまざまなリメイクアイディアが浮かびそうです。
不要になった衣類もただ捨てるのではなく、必要とされる人や場所に渡るように行き場所を与えてあげたり、自身であらたな服を作ることで、更なるエネエコライフに近づくのではないでしょうか。