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緊急提言 【提言8】

—COP21:国際交渉・国内対策はどうあるべきかー


国際環境経済研究所前所長


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結 語

 温暖化問題については、国際交渉、国内対策両面において、これまで危機感を煽り、野心的な対策を求める声高なスローガンが支配的であった。

 これは温暖化問題の存在を広く認知させ、国内外の重要アジェンダとして定着させる上で、一定の役割を果たしてきたと言える。

 他方、それが国際交渉の期待値と現実のギャップを拡大し、対策コストを無視した政策の導入を招いてきたことも否めない。

 温暖化問題は長期の取り組みを要する全地球的課題であり、そのためには国際的取り組み、国内対策が、先進国及び途上国、更には各国の国民、産業界の支持を長期にわたって得られるような持続可能なものでなければならない。

 そこでは声高なスローガンではなく、現実感覚を伴う対策の着実かつ息長い実施こそが重要なのである。温暖化問題を「スローガン」で語る段階は終わった。「プラグマティズム」こそ、今後の国内外の温暖化対策のキーワードたるべきである。

緊急提言【提言2】内 コラムへ続く

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