ムダの少ない買い物をするためには(その3)


消費生活アドバイザー

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 しばらく食品の話しばかりになってしまいましたが、家電はその1でお話した通りですし、やはり近いところでは5月の購入が望ましいという意見は変わりません。では、衣類はどうでしょうか。こちらも、増税前によく売れたと言われるものです。我が家もちょど夫のスーツやワイシャツなどがだいぶくたびれてきたので、増税を前に購入しました。それが正解かどうかはわかりませんが、滅多にデパートへは行かないのでセールで買うよりはムダな買い物をせずに済んだと思っています。
 服を購入する際に大切なことは、買い物へ行く前にクローゼットの整理整頓をすることをおすすめします。その理由としては、似たような服をまた買ってくることを防ぐためです。人の服装の好みはコロコロと変わりにくいので、気が付くとつい同じような色で、似たような形の服を選んでいることに気付かされることがあります。もちろん、それが悪いというのではなく、気に入ったものを永く愛用できれば良いのですが、気付けば同じようなものばかりでクローゼットがいっぱいになってしまうのは、もったいないと思います。
 そして、永く愛用することは結果的に節約になり、エコであると考えられます。そのためにも、質の良い物を選び、お手入れをすることも忘れないようにしましょう。お手入れを怠ると、黄ばみやシミ、虫食いといったトラブルの原因にもなります。そして、衣類を購入したときに付属してくるボタンやハギレは捨てずに取っておくことで、メンテナンスがしやすくなります。
 しかし、質の良い物は値が張ることがあり、全てを上質なものにすることは予算的に厳しい場合があります。そんな時は、メリハリを付けてみましょう。コートや礼服、スーツは、登場回数は少なくても、あまり形に流行がないものは上質なものを選び、普段着や流行のアイテムはお手頃価格のものを選ぶといった方法です。
 とはいえ、最大の節約は「体型を大きく変えないこと」かも知れません。いくら上質のものを購入しても、着られなくなったら意味がありませんから。

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