執筆者:山藤 泰
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2016/06/30
3Dプリンターのエネルギー消費削減効果
定量的ではなく感覚的なとらえ方だが、3D(三次元デジタル)プリンターが普及すれば、物作りに関わるエネルギー消費が大きく削減されることになるだろう。2000年代に入ってから3Dプリンターのことについて断片的な知識を持つようになってはいたが、通常の印刷という感覚から離れたものではなかった。 続きを読む
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2016/04/11
中古ビルのエネルギー効率向上策
ネットゼロエネルギービルが新築のオフィスビルでは売りになるようになっている。しかし、ストックとしては大きな量となる中小中古ビルは、断熱性も低く、空調設備などもエネルギー効率の低いものが使われているものが大半。 続きを読む
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2016/02/24
米国のコージェネレーション
米国でのコージェネレーション(CHP、熱電併給)は、連邦法であるPublic Utility Regulatory Policies Act (PURPA:公益事業規制法) 1978導入により普及が促進された。 続きを読む
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2016/02/08
家庭用・業務用蓄電池の効用
昨年の5月、米国シリコンバレーのテスラモータース社が定置用蓄電池を驚異的な低価格でその夏頃から販売すると発表し、その数字を見て驚嘆したことを覚えている。家庭用である7kWh(1キロワットの電力消費で7時間ほど使える)容量のもので3千ドル。 続きを読む
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2016/01/08
カリフォルニアでの太陽光発電
カリフォルニア州全体の送電系統を管理しているのがCAISO (California Independent System Operator)である。カリフォルニアで以前大停電を起こしたことがあることから、電力ユーザーに電力需給の状況を知らせるウエブサイトを運用している。 続きを読む
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2015/10/27
新製品、モンゴル産羊毛素材の断熱材
知人に電気機器メーカーの若社長がいる。会社はお父上から引き継いだものだと聞いていたが、それに安住せず、再生可能エネルギーの普及にも力を注いで居られた。2011年の東北大震災後、被災地域の市民が推進する太陽光発電の設置にも大きく時間を割いておられて、本業の方は大丈夫かなと感じるほどだった。 続きを読む
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2015/08/20
小水力発電と地域起こし
いま、日本のあちこちの山村で、この小水力発電が地域起こしの起爆剤になっている。小水力発電は、世界的に見ると定まった定義がなく、1万キロワット以下とされているのが一般的らしいが、日本では新エネルギー法によって1,000キロワット以下のものが再生可能エネルギーとされているために、この区分が定義となっている。 続きを読む
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2015/07/08
エッフェル塔に風力発電
エッフェル塔がパリのシンボルであることは万人の認めるところだろう。126年前に世界博覧会を記念して建設されたときには、寿命20年で設計されていたそうだが、その後何度も改修補修を繰り返して優美な姿を見せ続けている。ここには一階部分にいろいろな店舗がある。 続きを読む
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2015/06/23
電力事業用発電設備の変化
伝統的な発電事業で使われてきた発電設備の歴史を見ると、発電コストを下げるために発電設備の単機容量を増大させてきたことが分かる。規模の利益を生み出すことができるからだ。この場合、建設する発電設備の仕様が毎回異なるために、設計から建設までの時間が年単位と長くなるのは避けがたい。 続きを読む
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2015/06/10
日曜大工でもできる究極の温暖化対策(その3)
今年の1月16日の本欄で、複層ガラスに日曜大工で木枠をはめて内窓を作って取り付けたら、予想以上の効果があったと紹介し、さらに、このようなことが簡単に自分でできるようなキットを商品化してほしいという要望をした。 続きを読む
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2015/05/19
太陽光発電と蓄電池の組み合わせの普及
太陽光発電設備のコストの下がり方が急激であることはこれまでの実績が示しているが、蓄電池価格が実用的なレベル、特に住宅などに使われるほど下がるのにはまだ時間がかかると最近まで考えていた。 続きを読む
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2015/04/22
身近になりつつある直流社会
つい最近、シャープと経産省が直流給電のできる住宅1棟の実験で、全て交流で給電する一般の住宅より約15%の省エネ効果を確認したという記事を見て驚いた。 続きを読む
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2015/03/25
LEDによるスマート・ライティング
北海道ニセコ町が、2015年度からの3年間で町内の照明を発光ダイオード(LED)に切り替えるということを3月8日の報道記事で知った。LEDの価格も大きく下がっているから、同じような動きが各地で見られることも確かだ。 続きを読む