SDGsがもっと身近になるSDGsアプリとは


消費生活アドバイザー

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 SDGsってよく耳にするけど、実はよく分からないけどいまさら聞けない…。なんて方も多いのではないでしょうか。
 SDGsとは、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の略です。
 持続可能な開発目標とは、2030年までを目途として、世界各国が貧困や格差、気候変動による影響など、さまざまな世界の問題を根本的に解決するために達成すべき目標です。

 SDGsには17の目標があり、貧困、不平等・格差、気候変動による影響など、世界のさまざまな問題を根本的に解決し、すべての人たちにとってより良い世界をつくるために設定された、世界共通の目標です。

 私たちが生活しながらできることもたくさんあります。例えばフードロスを減らしたり、水道光熱費の節約をすることもアクションの一つと言えます。このように、当たり前なことも、立派なアクションです。これら環境にやさしいアクションを意識しながら取り組むことで、より環境にやさしい生活を送ることができると言えるでしょう。

SDGsアプリとは?

 SDGsアプリには、いくつかの種類があります。以前ご紹介した「Kuradasi(クラダシ)」「Let(レット)」「WakeAi(ワケアイ)」といったフードロス削減アプリもそのうちのひとつです。他にも、カーシェアやシェアサイクルのように、アプリ等を介してさまざまなものを共有するシェアリングエコノミーの実現や、SDGsを学んだり、行動を記録するなどゲーム感覚でできるものなどさまざまです。

 楽しみながらSDGsを学び行動ができるアプリで日ごろの行動を再確認してみましょう。

【ゴミ拾いSNS:Pirika(ピリカ)

 ゴミ拾いを記録・発信することができるアプリです。世界中のユーザーとごみ拾いの様子を共有できます。ゴミ拾いをすることで、SDGsのゴール14(プラスチックごみの海洋流出防止)、11(街の美化や治安維持に貢献)、12(資源を無駄なくリサイクル)の達成につながります。

Green Ponta Action(グリーンポンタアクション)

 「Green Ponta Action」は、「今日することで、未来を変えてゆく」をコンセプトに、日常生活の中で気軽に取り組めるアクションを積み重ねることで、持続可能な未来に向けた活動を応援できるスマートフォンアプリです。

 このアプリの特徴は、「知る」「宣言する」「振り返る」「あるく」「すいみん」など、日常生活の中にあるアクションを通じて「イイコト」をためられます。「イイコト」をためると、ステージが上がり、ステージに応じた特典として1~100Pontaポイントがたまります。

 1日のはじまりに、今日できそうなエコアクションをチェックすることで、環境にやさしい生活が送れますね。

 「イイコト」が貯まると、ステージアップ!Pontaポイントゲットできます。最高ステージは18ですが、4半期に1度ランクがリセットされ、1からスタートするので、継続してポイントゲットが可能です。

 個人的に好きな機能は、「すいみん」機能です。

 自然の音を選んでおやすみすると、「イイコト」がもらえます。個人的には「白神山地の春の朝」と「やまなし水源地カエルたち」がお気に入りです。

 さまざまな種類やサービスのSDGsアプリが登場していますが、これらアプリを活用して、環境にやさしい生活に気軽に取り組んでみてはいかがでしょうか。