カナダ環境・気候変動省、家庭暖房のクリーンエネルギー移行を促進するため今後4年間に2億5000万ドルを支出と発表
印刷用ページ
カナダ環境・気候変動省は、家庭暖房のクリーンエネルギーへの移行を促進するため、今後4年間に2億5000万ドルを支出すると発表した。低所得世帯を対象に、現在普及している石油暖房から電動ヒートポンプなど安価でCO2排出の少ない暖房への転換資金を支援する。CO2排出削減と併せて家計の燃料費支出の負担軽減を図る。資金は低炭素経済基金を通じて各州・準州に配分される。各世帯は、環境配慮型住宅への改修資金を助成するカナダグリーナーホームズ助成など他のプログラムと今回発表の助成を組み合わせて利用できる。すでに州レベルでも独自に石油暖房からの転換支援プログラムが実施されているが、啓発が成果をあげ申込みが殺到しているという。
2億5000万ドルの予算枠のうちほぼ2分の1が大西洋州(プリンスエドワードアイランド州、ニューブランズウィック州、ノヴァスコシア州、ニューファウンドランド州)に充てられている。大西洋州では、現在、102万世帯のうち約3分の1の世帯が石油暖房を利用している。
【カナダ環境・気候変動省】
2億5000万ドルの予算枠のうちほぼ2分の1が大西洋州(プリンスエドワードアイランド州、ニューブランズウィック州、ノヴァスコシア州、ニューファウンドランド州)に充てられている。大西洋州では、現在、102万世帯のうち約3分の1の世帯が石油暖房を利用している。
【カナダ環境・気候変動省】