2017年4月のアーカイブ
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2017/04/26
日本が学ぶべき「賢さ」を整理
書評:ケント・カルダー(著), 長谷川 和弘(訳)「シンガポール - スマートな都市、スマートな国家」(電気新聞からの転載:2017年4月21日付)
太平洋戦争の終戦から70余年。日本は今も平和を謳歌するが、北朝鮮のミサイル発射が日常的に行われ、米軍のシリア攻撃を受け中東情勢が不安定化している。 続きを読む
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2017/04/21
カーボンプライシング
-暗黙的プライスも重視すべき、安易な導入で遠のく問題解決-(「月刊エネルギーフォーラム 多事総論」からの転載:2017年4月号)
カーボンプライシングには2通りある。第1は明示的なものであり、炭素税や排出量取引制度を指す。この税率や排出権価格をカーボンプライスと呼ぶ。 続きを読む
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2017/04/20
トランプ政権の環境エネルギー政策2017(4)
エネルギー省(DOE)の予算案骨子トランプ大統領は、3月16日に2018会計年度(2017年10月~2018年9月)の予算案骨子(Blueprint)を議会に提出した。連邦予算は、この骨子をもとに連邦議会の審議・修正のプロセスを経て、5月にも詳細が公表される見通しである。 続きを読む
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2017/04/18
経済成長とCO2排出量のデカップリングを考える
── 米国オバマ政権の「成果」を問う(「環境管理」からの転載:2017年4月号)
近年一部の先進国では、経済成長は維持しながらも、CO2排出量を削減する、いわゆる「デカップリング」を達成しているとする主張をしばしばみかける。 続きを読む
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2017/04/17
クルマと環境技術が拓く未来
「とよたエコフルタウン」の魅力(「月刊ビジネスアイ エネコ」2017年4月号からの転載)
愛知県豊田市の「とよたエコフルタウン」を見学する機会に恵まれました。この街では、次世代の環境技術が集約され、クルマと人が快適に共存できる魅力ある低炭素な街づくりが行われています。 続きを読む
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2017/04/13
トランプ大統領のエネルギー政策が機能しない理由
4月3日付けワシントンポスト紙(電子版)は、「トランプ大統領は何故叩かれるのか‐米国人がトランプの政治課題を嫌うのはそれが嘘に基づいているから」との記事を掲げた。政策課題を具体化すると、その過程で不誠実な出来事などが露見することになり国民は怖気づくと言うのだ。 続きを読む
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2017/04/12
再生可能エネルギー100%は可能か
~WWFジャパン「脱炭素社会に向けた長期シナリオ」の問題点~はじめに
スイスに本部を置く国際的な自然環境保護団体の日本支部、世界自然保護基金(WWF)ジャパンは2017年2月、株式会社システム技術研究所への委託研究により、報告書「脱炭素社会に向けた長期シナリオ2017~パリ協定時代の2050年日本社会像~」をとりまとめ、公表した。 続きを読む
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2017/04/11
環境と経済の両立に向けて
市民と専門家をつなぐ(「環境会議 春号2017」からの転載)
気候変動問題はエネルギー問題であることから、従来の公害問題とは異なる対策が求められる。 続きを読む
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2017/04/07
トランプ政権の環境エネルギー政策2017(3)
温暖化対策を撤廃する大統領令3月28日、トランプ大統領は、環境保護庁(EPA)に出向き「米国のエネルギー自給率向上と経済成長促進」の大統領令に署名した。 続きを読む
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2017/04/04
米国の石炭生産は復活するのか
トランプ政権の石炭支援策始まる(「月刊ビジネスアイ エネコ」2017年4月号からの転載)
1990年代まで米国東部の炭鉱地帯では、米国炭鉱労働者組合(UMWA)が圧倒的な力を持っていた。 続きを読む