2015年7月のアーカイブ
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2015/07/31
日本の2030年目標はどのように決まったか(2)
ー「国民運動」への期待(下)ー(前回は、「日本の2030年目標はどのように決まったか(2)ー「国民運動」への期待(上)ー」をご覧ください)
前回は、日本の掲げた高い温暖化目標を達成するには相当の省エネが必要であり、特に民生部門の省エネを確実に実施していかなければならないこと、 続きを読む
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2015/07/29
温暖化交渉の本質は経済戦争だ
(産経新聞「正論」からの転載:2015年7月21日付)
今年末にパリで開かれる国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に向けて、主要国の温暖化対策に関する「約束草案」が出そろった。これから交渉は本格化するが、その本質と実態が「武器なき経済戦争」であることは意外に知られていない。 続きを読む
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2015/07/27
日本は石炭火力とどう向き合うべきか(1)〜エネルギー調達リスク評価
このところ石炭火力発電所の新設計画が相次いで発表され、それに対して、環境大臣が意見書を提出し、火力の今後の在り方が議論の的になっています。 続きを読む
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2015/07/24
迷走するエネルギー政策が引き起こすのは停電か料金高騰か、それとも温暖化か?
豪州とドイツの電力政策が教えること2030年のエネルギーミックスと温室効果ガスの排出目標値が決定した。エネルギーと電力の構成比が決定しなければ、二酸化炭素(CO2)の排出量を予測できないので、エネルギーミックスに関する政策が温暖化対策にとって重要になるのは当然だ。 続きを読む
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2015/07/23
日本の2030年目標はどのように決まったか(2)
ー「国民運動」への期待(上)ー(前回は、「日本の2030年目標はどのように決まったか(1)」をご覧ください)
4月30日に日本の約束草案の概要が示されるまで全7回開催された約束草案検討WGにおいて、繰り返し議論に登場した言葉がある。 続きを読む
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2015/07/22
再生可能エネルギー大量導入時代の電力需給を考える(2)
火力プラントの新たな役割と価値(前回は、「再生可能エネルギー大量導入時代の電力需給を考える(1)」をご覧ください)
今年4月9日に東京大学生産技術研究所主催CEEシンポジウム「再生可能エネルギー時代の電力システムと火力発電を考える」で、一般社団法人・火力原子力発電技術協会専務理事の船橋信之氏の講演を聴講しました。 続きを読む
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2015/07/17
核燃料サイクルの再構築を急げ
ー再処理技術の確立・維持・発展を目指してー1.経緯
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- 資源のない日本が太平洋戦争に突入せざる得ない状況に陥ったのは、直接的には米国対日禁油政策であった。 続きを読む
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2015/07/15
データ分析に基づいた議論が重要
書評:金子 祥三・ 前田 正史/東京大学生産技術研究所エネルギー工学連携研究センター 著「世界の中の日本 これからを生き抜くエネルギー戦略 」(電気新聞からの転載:2015年7月10日付)
エネルギー戦略とはすなわち、国の生き残りを賭けた作戦なのである。化石燃料資源に恵まれず、本来エネルギーが無いのが当たり前の我が国は、その手厚いエネルギー政策が功を奏して、エネルギーがあるのが当たり前になった。 続きを読む
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2015/07/14
石炭火力発電所の新設計画に、「待った」をかけた環境大臣(その2)
日本経済の生き残りのためにも、電力の生産は、当面は石炭火力に依存すべきである温暖化を起こすとして嫌われる石炭だが、抑制して使えば、温暖化は最小限に止まる
いま、環境大臣が「待った」をかけている石炭火力発電の新設計画が次々と発表されているのは、本稿(その1)で述べたように、3.11事故以降、再稼動できなくなった原発の代替として、それが、最も安価な電力を供給できるからである。 続きを読む
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2015/07/10
石炭火力発電所の新設計画に、「待った」をかけた環境大臣(その1)
石炭火力の新設計画に「待った」をかけなければならない科学的根拠が見当たらない原発代替の石炭火力発電所の新設計画に「待った」がかかった
3.11原発事故の直後から、私は、“石炭火力発電を当面利用すれば、経済的な負担のない原発代替は可能だ”と訴えてきた(文献1-1)。 続きを読む
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2015/07/09
次世代電力供給ネットワーク(スーパーグリッド)構想
先日、7月3日に早稲田大学環境総合研究センター主催・電力技術懇談会共催講演会「次世代電力供給ネットワーク(スーパーグリッド)のあるべき姿を求めて」を聴講しました。 続きを読む
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2015/07/08
エッフェル塔に風力発電
エッフェル塔がパリのシンボルであることは万人の認めるところだろう。126年前に世界博覧会を記念して建設されたときには、寿命20年で設計されていたそうだが、その後何度も改修補修を繰り返して優美な姿を見せ続けている。ここには一階部分にいろいろな店舗がある。 続きを読む
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2015/07/07
米国の再生可能エネルギー政策(7)~強化地熱発電システム(EGS)開発
(前回は、「米国の再生可能エネルギー政策(6)~風力発電の新時代3」をご覧ください)
世界一の地熱資源を有する米国は、地熱開発のトップランナーである。(図1)地熱発電所のほとんどがカリフォルニア州ザ・ガイザーズ、同州インペリアルバレー、ネバダ州ベーズン・アンド・レンジの各地域に分布している。 続きを読む
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2015/07/03
米国の再生可能エネルギー政策(6)~風力発電の新時代3
(前回は、「米国の再生可能エネルギー政策(5)~風力発電の新時代2「洋上風力」」をご覧ください)
風力はクリーンパワープランで最も経済性が高い
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2015/07/02
捨てずにお茶にする
またまた時間が空いてしまいました。前回ブログでご紹介した布オムツで布ナプキン、良い感じです。
さて、季節は夏になろうとしていますね。近所のスーパーで時々とうもろこしが安売りするようになりました。 続きを読む