アメリカ、カナダ・メキシコとの新環境協力協定の交渉が妥結と発表
印刷用ページ
アメリカの環境保護庁(EPA)と国務省は、アメリカ、カナダ、メキシコ政府間の新たな環境協力協定(ECA)の交渉が妥結したと発表した。ECAは、環境保全と環境面の課題への取組、たとえば汚染低減、環境ガバナンスの強化、生物多様性保全、自然資源の持続可能な管理などにおける3国間の協力を強化・拡大するもので、3国間の新貿易協定(USMCA)の環境関連事項の実施を支え、現代に合った効果的な環境協力を推進するという。EPAは、「USMCAの締結はNAFTAに代わる新たな貿易協定を結ぶという大統領の約束を果たしただけでなく、初めて環境分野のコミットメントを本体に収めた3国間貿易協定を実現した。新ECAは、このUSMCAの主要な要素を拡大し、大気質の改善、海洋ごみの削減などの緊急課題に対する3か国の取組を強化するもの」としている。ECAはこれまで取り交わされてきた北米環境協力協定を引き継ぎ、更新するもので、USMCAと同時に発効する。【アメリカ環境保護庁】