2016年6月のアーカイブ
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2016/06/30
3Dプリンターのエネルギー消費削減効果
定量的ではなく感覚的なとらえ方だが、3D(三次元デジタル)プリンターが普及すれば、物作りに関わるエネルギー消費が大きく削減されることになるだろう。2000年代に入ってから3Dプリンターのことについて断片的な知識を持つようになってはいたが、通常の印刷という感覚から離れたものではなかった。 続きを読む
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2016/06/29
英国のEU離脱が変える原子力政策
英国のEU離脱は様々な影響をもたらすが、そのうちの一つは気候変動問題への取り組み政策だ。EU28カ国が共同で気候変動枠条約事務局に提出していた2030年の温室効果ガスの排出目標は当然見直されることになる。この辺りの話はWedge Infinityに掲載される予定なので、そちらで是非お読み戴きたい。 続きを読む
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2016/06/29
「気候関連財務ディスクロージャー」の課題(2)
2.座礁資産の定義は前提次第で流動的
パリ協定が合意され、そこで「今世紀後半までにGHGの排出と吸収をバランスさせるべく、急速な削減を行う」ことが明記されたこと受け、長期的に化石燃料の使用、特に最もCO2排出の大きな石炭の使用を禁止することが必要、 続きを読む -
2016/06/27
「気候関連財務ディスクロージャー」の課題(1)
はじめに
最近、企業が年次財務報告書と併せて「CSR報告書」や「環境報告書」を発行し、ステークホルダーに対して、環境やサステイナビリティに関する情報開示や理解活動を行うことが当たり前になっている。 続きを読む
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2016/06/24
第2回 化学産業は温暖化対策のソリューションプロバイダー〈後編〉
日本化学工業協会 技術委員会委員長/三井化学株式会社常務執行役員、生産・技術本部長 松尾 英喜氏※ 第2回 化学産業は温暖化対策のソリューションプロバイダー〈前編〉
化学業界による「国際貢献「と「革新技術」
――低炭素社会実行計画の「国際貢献」についてお聞かせください。 続きを読む
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2016/06/23
電力システム改革下の原子力事業(3)
ーわが国は今、何を考えるべきかーわが国の原子力事業が様々な不透明性に覆われていること、とくにその中でも電力システム改革によって自由化、発送電分離といった施策が行われれば民間事業者が原子力という壮大な事業を担うことは困難であり、政策的補完措置が必要とされることを見てきた。 続きを読む
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2016/06/22
第2回 化学産業は温暖化対策のソリューションプロバイダー〈前編〉
日本化学工業協会 技術委員会委員長/三井化学株式会社常務執行役員、生産・技術本部長 松尾 英喜氏「パリ協定」後、日本の「地球温暖化対策計画」の評価
――COP21のパリ協定を化学業界としてどう評価されていますか?
松尾 英喜氏(以下敬称略):全ての国が参加する新たな枠組みで合意が形成されたことに、歴史的な意義は大きいと思います。 続きを読む
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2016/06/21
電力システム改革下の原子力事業(2)
ー米国・英国における原子力の事業リスク抑制策ー※電力システム改革下の原子力事業(1)ー「戦略なき脱原発」で良いのか?ー
原子力事業は、発電の一方途と考えるにはあまりに大きな意味を持つものであり、必要性も特別ながら、維持しようと思った場合、考慮しなければならないことの幅、量ともに特別である。 続きを読む
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2016/06/20
都市型清掃工場は開放的でおしゃれ!
災害時は地域エネルギー供給拠点に(「月刊ビジネスアイ エネコ」2016年6月号からの転載)
東京都武蔵野市(人口約14万人)は、「住みたい街ランキング」にもよく登場する「吉祥寺」を擁する都会のベッドタウンで、緑豊かな環境に恵まれています。 続きを読む
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2016/06/17
電力システム改革下の原子力事業(1)
ー「戦略なき脱原発」で良いのか?ー本年3月末に開催された公益事業学会会主催シンポジウム「電力システム改革とエネルギーミックスー再生可能FITと原子力を中心にー」においては、今後のわが国のエネルギーを考える上で、大きな課題を抱える再生可能エネルギーと原子力の2つについて主に議論がなされた。 続きを読む
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2016/06/16
石炭から太陽光まで破綻が続くエネルギー関連企業
(「月刊ビジネスアイ エネコ」2016年6月号からの転載)
昨年12月のCOP21で合意されたパリ協定が4月22日から調印開始となったこともあり、気候変動問題への注目が高まっている。気候変動対策のために削減が必要として、多くの先進国がやり玉に挙げたのが石炭火力発電だった。 続きを読む
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2016/06/16
トランプ共和党候補のエネルギー・環境政策
(「一般社団法人 日本原子力産業協会」からの転載:2016年6月1日付)
「メキシコとの間に壁を作ってその費用をメキシコに負担させろ」「イスラム人を入国させるな。米国から追いだせ」などの過激な言動で知られるドナルド・トランプ氏が、米国大統領選挙の共和党の候補となることがほぼ確定した。 続きを読む
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2016/06/15
排出量取引の“理想と現実”
── EU-ETSの評価(「環境管理」からの転載:2016年6月号)
排出量取引はCO2排出という外部不経済を内部化するための手段の一つである。炭素排出に対する価格付け(カーボンプライシング)には複数の手法があるが、炭素税や再エネ導入促進がどれだけの排出削減量を確保できるか明確ではないのに対して、 続きを読む
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2016/06/14
給料の話-おいてけぼりニッポンでなくなるために
6月5日付けThe Asahi Shimbun Globe(朝日新聞に付属している)に「給料の話 おいてけぼりのニッポン」との特集が組まれていた。失われた20年間で日本人の給料が如何に下落したかの話だ。 続きを読む
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2016/06/13
第1回 自動車産業は「技術革新」と「総合的アプローチ」がカギ〈後編〉
日本自動車工業会 環境委員会温暖化対策検討会主査/日産自動車グローバル技術渉外部 担当部長 圓山 博嗣氏※第1回 自動車産業は「技術革新」と「総合的アプローチ」がカギ〈前編〉
国内外の低炭素対策のグッドプラクティス
――国内外の低炭素対策のグッドプラクティスは? 続きを読む
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2016/06/09
長期削減目標達成には何が必要か
── 2℃目標と我が国の2050年80%削減(「環境管理」からの転載:2016年5月号)
はじめに
2015年12月12日現地時間19時過ぎ、COP21 で「パリ協定」が採択された。 続きを読む
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2016/06/08
第1回 自動車産業は「技術革新」と「総合的アプローチ」がカギ〈前編〉
日本自動車工業会 環境委員会温暖化対策検討会主査/日産自動車グローバル技術渉外部 担当部長 圓山 博嗣氏「パリ協定」後、日本の「地球温暖化対策計画」の評価は?
――COP21のパリ協定を自動車業界としてどう評価していますか?
続きを読む -
2016/06/07
環境・エネルギー問題、経済と両立させながら解決を
ネットを通じて開かれた政策論議をアシスト(「月刊ビジネスアイ エネコ」2016年6月号からの転載)
地球温暖化などの環境問題やエネルギー問題について、経済と両立させながら解決するための情報発信をしているのがNPO法人「国際環境経済研究所」だ。 続きを読む
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