2015年8月のアーカイブ
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2015/08/31
化石燃料の枯渇がもたらす経済成長の終焉(その3)
世界が協力して化石燃料消費を節減するための具体策を提言する新興・途上国では、安価で、資源量として豊富な石炭の使用比率が大きい
世界の化石燃料資源の保全を目的とした、その消費の節減対策を考えるに際しては、先ず、先進諸国OECD34と新興・途上国の非OECDとのエネルギー消費の実態の現状を定量的に把握する必要がある。 続きを読む
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2015/08/28
化石燃料の枯渇がもたらす経済成長の終焉(その2)
成長を促すための産業のグローバル化が世界の化石燃料消費を増加させている成長が求める安価な化石燃料消費の年次増加が続いている
世界各国のエネルギー消費の実態を報告しているIEA(国際エネルギー機関)のデータ(エネルギー経済研究所(エネ研)データ、文献2-1から)には、先進諸国(OECD34)と新興・途上国(非OECD)とに大別したエネルギーデータが記載されている。 続きを読む
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2015/08/27
「虹の松原」の再生・保全活動
先日、佐賀市内で講演の機会があり、せっかくなので日本三大松原のひとつ、国の特別名勝、「虹の松原」(唐津市)まで足を延ばしました。虹の松原は、約400年前の江戸時代に、初代唐津藩主の寺沢志摩守広高が、防風・防潮のため海岸線の砂丘にクロマツを植林したのが始まりとされています。 続きを読む
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2015/08/26
化石燃料の枯渇がもたらす経済成長の終焉(その1)
今のままのエネルギー消費を続ければ、今世紀中に世界の化石燃料は枯渇の危機を迎える化石燃料は何時まで使えるのか?
いま、今世紀中の早い時期に枯渇する(ここで枯渇とは、その国際市場価格が高くなって、使いたくとも使えない国が出てくることである)とも言われるなかでも、世界の化石燃料の消費量は年々増加している。 続きを読む
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2015/08/21
8月3日、クリーンパワープラン最終版の正式発表
オバマ大統領とEPA(アメリカ環境保護局)は、8月3日、国内の発電所から排出される二酸化炭素(CO2)を2030年に2005年比で32%削減することなどを盛り込んだ「Clean Power Plan(クリーンパワープラン)」を正式に決定した。 続きを読む
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2015/08/20
小水力発電と地域起こし
いま、日本のあちこちの山村で、この小水力発電が地域起こしの起爆剤になっている。小水力発電は、世界的に見ると定まった定義がなく、1万キロワット以下とされているのが一般的らしいが、日本では新エネルギー法によって1,000キロワット以下のものが再生可能エネルギーとされているために、この区分が定義となっている。 続きを読む
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2015/08/17
ドイツの電力事情⑰ 再エネ大量導入下における供給力確保策
ドイツ連邦経済エネルギー省は7月3日、ホワイトペーパーを公表、卸市場の改革とあわせ、容量リザーブ(戦略的予備力制度)を導入することを明らかにした。 続きを読む
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2015/08/12
再稼働で原発政策の立て直しを
(産経新聞「正論」からの転載:2015年8月12日付)
8月11日、九州電力川内原子力発電所が再稼働した。東京電力福島第1原子力発電所の事故以来、順次全国の原発が停止してから約2年ぶりの稼働となる。川内原子力発電所自体では約4年ぶりだ。 続きを読む
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2015/08/10
英国における再生可能エネルギー補助金カットの動き
5月27日付けの投稿「総選挙後の英国のエネルギー環境政策」において、アンバー・ラッドエネルギー気候変動大臣の就任と保守党単独政権のエネルギー環境政策の方向性についてレポートした。 続きを読む
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2015/08/07
「水素社会」に対する疑問について考える
「いよいよ水素社会の到来か」という声も聞かれる一方で、未だに水素エネルギーに関する懐疑論を目にすることがあります。そこで今回は水素エネルギーや「水素社会」に関してよく呈される疑問について、私なりの見解を記すとともに、こういった見解の差が何に起因して生まれているのか考えてみたいと思います。 続きを読む
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2015/08/05
ドイツの電力事情⑯ ドイツの温暖化対策はどう動く(その2)
-CO2排出課税案は断念-前回ドイツの電力事情⑭で、勇ましい目標とは裏腹に温室効果ガス削減は進んでおらず、現状では目標達成が危うくなっていることをご紹介した。 続きを読む
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