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国際エネルギー機関、コロナ経済復興策のクリーンエネルギー支出が7100億ドルに上昇と報告


 国際エネルギー機関(IEA)は、コロナ危機に対し各国政府が打ち出した経済復興策の中で、クリーンエネルギーに充てる支出が2022年3月末時点で7100億ドルを超えたことを「持続可能な復興トラッカー」報告の2022年4月版で明らかにした。2021年10月版の報告の後、5ヶ月間に50%増加した。ただし地域差が大きく、先進国は2023年末までのクリーンエネルギー対策として約3700億ドルを計上したが、新興国と途上国の対策は厳しい金融・経済状況を反映し約520億ドルにとどまっている。先進国においても、政府の計画設定の遅れやサプライチェーンの混乱、労働力不足により対策が予定通りに実行されないリスクはある。
 コロナ危機からの経済復興を目的とする世界の政府支出は全体で18兆2000億ドルに上り、その中ではクリーンエネルギー支出の割合はわずかである。それでもIEAは、2023年までの政府支出が、民間部門の参加拡大によって1兆6000億ドル相当の投資を呼び込めると見積もっている。
【国際エネルギー機関】