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世界気象機関、アフリカ東南部の2022年1〜2月の極端な大雨は気候変動が要因とする研究を紹介


 世界気象機関(WMO)は、アフリカ東南部の2022年1〜2月の極端な大雨は気候変動が要因とする研究を紹介した。この間に連続して5個の熱帯低気圧が、アフリカ東南部のマダガスカル、マラウイ、モザンビーク、ジンバブエを襲った。暴風と大雨による被災者は100万人以上、死者は230人にのぼる。気候変動と極端気象の関係を研究する気候学者の団体「世界気候アトリビューション(World Weather Attribution)」が、これら熱帯低気圧のうち1月のアナ(Ana)と2月のバツィライ(Batsirai)のもたらした極端な大雨と気候変動の関係を分析した。アナのマラウイ・モザンビーク通過期間内とバツィライのマダガスカル通過期間内において、それぞれ最大雨量を記録した3日間を対象とした。その結果、気候変動がこの間の極端な大雨の要因であることが明らかになったという。しかし、気候変動の影響の程度を数値で示すことはできなかった。この地域には過去の観測記録の蓄積がなく、必要なデータが得られなかったためである。観測体制の早急な整備が望まれる。
【世界気象機関】