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国際エネルギー機関、中国エネルギー部門のカーボンニュートラル達成への道筋を示す


 国際エネルギー機関(IEA)は、「中国エネルギー部門のカーボンニュートラル達成へのロードマップ」を発表し、中国が目標とする2030年までの排出増加の反転と2060年までのカーボンニュートラルの達成は、経済的にも技術的にも十分可能であるとした。
 2030年までの排出削減を牽引するのは、エネルギー効率の向上、再生可能エネルギーの拡大、石炭利用の削減で、特に化石燃料依存の発電所、製鋼所、セメントキルン等の排出削減が重要である。今回示された道筋では、再生可能エネルギーによる電力は2060年までに7倍増し、電源構成の80%を占めるまでになる。水素、CO2回収等の新技術は2030年以降堅調な成長をみせ、産業からの排出は2060年までに95%減少する。
 「ロードマップ」は、2030年までに現在比20%の排出削減を目指す加速シナリオも示し、これにより国内の地域格差が解消するとしている。
 ビロルIEA事務局長は、海外で石炭火力発電所の新規建設を停止するとした2021年9月21日の習近平国家主席の発表を歓迎すると述べた。
【国際エネルギー機関】