みかんの皮、“徹底”活用術


消費生活アドバイザー

印刷用ページ

 本年もエネエコブログを何卒宜しくお願いいたします。毎日寒い日が続きますが、風邪などひかれていませんでしょうか。今回は、冬の代表的な果物の一つであるみかんの皮の活用術をご紹介します。

 みかんにはビタミンCが豊富で風邪予防や美肌効果が期待できる冬にうれしい果物ですが、その実の部分だけではなく皮も有効活用しましょう。

 まずはそのまま使うならシンク磨きに使えます。

 白い部分でこすったら、水で流すだけの簡単お掃除です。

 他にも、みかんの皮を煮出して拭き掃除に使うこともできます。煮出した液は傷みやすいので、作り置きはせずに早めに使い切りましょう。
 一度にみかんの皮は使い切れないので、みかんの皮は乾燥させておくと便利です。

 乾燥させたみかんの皮は陳皮として漢方薬にも使われています。陳皮の効能としては美肌やむくみ、整腸作用などが期待できるそうです。作り方は洗ったみかんの皮を適当な大きさに切って、カラカラになるまで干します。飲用するときは小さじ1杯程度を急須に入れてお湯を注いでから5分程度蒸らしてから湯飲みに注ぎます。

 また、国産のみかんの皮を細かく砕いて土に混ぜると、肥料になります。みかんの皮の香りはアブラムシが苦手な香りなのでアブラムシ対策にも。一緒に米ぬかを加えると発酵の進みがよくなります。

 また、乾燥させたみかんの皮をエタノールに漬けたものは油汚れに効果的です。こちらも、エタノールに漬けたみかんの皮の白い(かった)部分で油汚れの気になるところを擦るだけです。もちろん、液体の部分も使えますので、捨てずに布などに染み込ませてから使います。

 いかがでしたでしょうか。たくさん使い道のあるみかんの皮。そのまま捨ててしまうのはもったいないと思っていただけたら、ぜひ活用してみてくださいね。

<おまけ>

 小学2年生の息子からの依頼で、ズボンを補修してみました。見事に破いてくれています。ミシンで手っ取り早く済ませようと思ったのですが、思いのほかすその口が狭く、ミシンでの補修を断念。仕方がないので、手縫いで補修をしてみました。

BEFORE

BEFORE

AFTER

AFTER

 ただひたすら手縫いでチクチクしただけです。
 補修が終わっての息子からのコメントは、「もこもこな感じがおしゃれだね」だそうです。満足いただけたようで何よりです。
 こうした破れなどは、直すよりも買った方が早いと言ってしまいがちですが、直せばまだまだ使えることを親子で考える良い出来事だったと思います。
 この時期息子は、このお気に入りのズボン履いて元気に登校をしています。