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世界気象機関、気候変動は森林火災のリスクを上昇させるとする調査論文を紹介


 世界気象機関(WMO)は、気候変動は森林火災のリスクを上昇させるとする調査論文を紹介した。論文は、2013年以降に発表された気候変動と森林火災の関係を探る研究のレビューで、2020年1月にいったん発表されたが、今回はその後に発表された研究を加え100件を超える研究をレビューした。結果は、気候変動は火災気象(火災の発生しやすい気象)の頻度と強度を上昇させるとする先の論文の結論をいっそう強く裏付けるものとなった。森林火災リスクの増減には、自然変動とともに、残材等の可燃物の削減や堆積など土地管理の適否も寄与するが、近年のアメリカ西部とオーストラリア南東部の記録的な森林火災は明らかに気候変動が要因という。気候変動による高温、乾燥、少雨、強風が火災の大規模化と火災シーズンの長期化をもたらした。
 レビューは、最新の科学研究を紹介するオンラインプラットフォーム「サイエンスブリーフ」により実施され、2021年にイギリス、グラスゴーで開催される国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に向けて作成された論文集に含まれる。
【世界気象機関】