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世界適応委員会、気候変動への適応には多大な経済的便益があると分析


 世界資源研究所(WRI)によると、世界適応委員会は、気候変動に対する適応には経済的便益もあり早急に取り組む必要があるとする報告書を公表した。世界各地でハリケーン、洪水、森林火災など気候変動に伴う自然災害の脅威が増している。途上国の小規模農家など温室効果ガス排出量の最も低い人々が気候変動の影響に最も脆弱だという不平等もあり、適応は人類共通の課題になっている。適応への投資には2〜10倍もの効果があり、特に早期警戒システム、気候変動に対する回復力のあるインフラ、乾地農業の改善、マングローブ保護、水資源のレジリエンス強化の5分野に、2020〜2030年に1.8兆ドル投資すれば7.1兆ドルの純便益があるという。
 同委員会は、パン・ギムン第8代国連事務総長やビル&メリンダゲイツ財団のビル・ゲイツ共同会長など34名の委員からなる。2019年9月10日に、マジュロ、北京、ニューデリーなど世界10都市以上で報告書の公表記念イベントが行われる。【世界資源研究所】