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アメリカ環境保護庁、クリーンパワープランに代わる石炭火力発電所のCO2削減計画の指針を発令


 アメリカ環境保護庁(EPA)は、前政権が導入した石炭火力発電所のCO2削減の指針「クリーンパワープラン(CPP)」に代わるものとして、発電所からのCO2排出削減計画の権限を州政府に付与し、安価でクリーンなエネルギーの供給を目指した「アフォーダブル・クリーン・エナジー(ACE)」ルールを発令した。CPPは、多くの州などから大気浄化法(CAA)に基づくEPAの権限を逸脱すると指摘され、2016年に最高裁判所によって施行が差し止められていた。今回の措置は、トランプ大統領による「エネルギー自立と経済成長の促進に関する大統領令」を受けたCPP見直しの集大成だという。ACEルールは、州政府が発電所からのCO2排出削減計画を策定する際の指針となり、発電所ごとの熱効率の改善が考慮される。各州は耐用年数などを加味した上で発電所の排出基準を設けることができるなど、大気浄化法第111条(d)の修正も伴っている。EPA長官は、完全実施されれば2030年には電力部門のCO2排出量を2005年比で最大35%削減できると説明した。【アメリカ環境保護庁】