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アメリカ海洋大気庁、2018年の大気中温室効果ガス濃度は上昇と報告


 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2018年次温室効果ガス指標(AGGI)を公表した。AGGIは、産業革命以降の温暖化の96%に寄与する5種の温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素(亜酸化窒素)、クロロフルオロカーボン2種)と残りの4%に寄与するフロン113等長寿命のハロゲン化ガス15種の気候影響を1990年を1として数値化したもので、NOAAの世界温室効果ガス・リファレンス・ネットワークの各観測地点の大気サンプルを分析して計算する。2018年のAGGIは、1.43で、これは人間活動に由来する大気中の温室効果ガスが1990年以降43%増加したことを意味する。CO2は増加の81%に寄与し、2018年の総排出量は370億トンで過去最高であった。大気中のCO2濃度も加速的に上昇しており、1980年代の平均年上昇率は、1.6ppm、1990年代は、1.5ppmであったが、2009〜2018年には2.3ppm、2018年は2.5ppmとなった。CO2についで温暖化影響が大きいガスであるメタンの大気中濃度の2013〜2018年の平均年上昇率は、2007年から2013年の間の50%増となった。2018年のAGGIも他の各種調査同様、人間活動の気候への累積的な影響が加速していることを示すものとなった。