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国際エネルギー機関、燃費改善は鈍化していると報告


 国際エネルギー機関(IEA)は、「グローバル燃費イニシアティブ(GFEI)」が乗用車や軽トラック等の軽量車(LDV)の燃費改善状況を検証した報告書について報じた。
 報告書によると、過去12年間に世界全体で燃費が年平均1.7%改善したが、2015〜2017年は改善率が鈍化し、先進国では年平均わずか0.2%で、スウェーデンやカナダなど27カ国で横這い、もしくは悪化したという。その一因は、スポーツ用多目的車(SUV)とピックアップトラックの市場シェア拡大にあり、特に北アメリカとオーストラリアでは現在、両車種がLDV市場の約60%を占めるという。一方、販売台数が2005年以降3倍になった新興国(中国、インド、インドネシア等)では、2015〜2017年の燃費改善率が2.3%と加速している。
 GFEIは、パリ協定や持続可能な開発の目標達成には燃費改善が欠かせないとし、2030年までにLDVの燃料効率を2倍にするという目標を設定。目標達成には今後、年平均3.7%の燃費改善が必要だという。また、これまで実施された規制や購入奨励措置の効果を検証し、燃費改善の加速には政策が重要な役割を果たすことも示した。【国際エネルギー機関】