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イギリス環境・食糧・農村地域省、廃棄物の重大組織犯罪に関する独立レビューの結果を公表


 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、重大かつ組織的な廃棄物犯罪に関する独立したレビューの報告を公表した。このレビューは2018年6月にゴーヴ大臣が指示したもので、政府の廃棄物犯罪への対応方法を検討し提言をまとめている。提言は、
・犯罪抑止効果を高める廃棄物法令の強化
・特に重大なケースに、警察・犯罪対策長官(PCC)、歳入税関庁(HMRC)、廃棄物産業の代表者が協力して対応する「廃棄物犯罪のための共同ユニット(JUWC)」の設置
・義務的な電子的廃棄物追跡と登録廃棄物ブローカーの全国データベース化
・組織犯罪に対抗し得る権限と必要なツールの環境庁への付与
など、10項目となっている。提言は今後検討ののち、DEFRAが2018年末までの公表をめざし策定中の「資源・廃棄物戦略」に反映される予定である。
廃棄物犯罪は、環境を損ない地域社会を荒廃させるだけでなく、窃盗、詐欺、麻薬や武器の密売、マネーロンダリングなどの犯罪を隠すために廃棄物管理事業を装う事例もあり、社会にとっての深刻な脅威だという。その対策はイングランドの経済に6億ポンド以上(2015年)の負担をかけている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】