フランス環境エネルギー管理庁、EUエコラベルを通じた観光部門の環境性能向上を推進


 フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)は、観光宿泊施設の環境パフォーマンス向上のため、EUエコラベル取得を通じた試験的プロジェクトを実施している。これは、全国で対象となる施設を新たに選定し、エコラベル取得への技術的・資金的な支援を行うとともに、エネルギーや水の使用、廃棄物の量の変化を検証するもの。EUエコラベルは、エネルギーと水の消費量、廃棄物発生抑制、環境影響の少ない材料、利用者との環境に関するコミュニケーション、地元産品の活用などで厳しい基準を設けている。地方の先行調査(2016年)で、水、エネルギー、廃棄物、洗剤の使用量がエコラベル取得1年間で30%削減されたとの報告もあり、ADEMEは2017年にプロジェクトの対象施設を募集し、5つのADEME地方局が協力して20の施設を選定した。ツールによる診断など認証取得まで1年にわたる技術的・資金的な支援を行った結果、対象施設すべてが認証取得に成功した。今後これらの施設の環境パフォーマンスを追跡することにより、先行調査の結果を確認することができる。フランスでは観光業は主要経済部門の一つ。322の施設がEUエコラベルを取得している(EU全体では704)が、観光業が環境に及ぼす影響は依然として大きく改善の必要があるとしている。【フランス環境エネルギー管理庁】