欧州会計検査院、EUの砂漠化の状況に関する背景資料を公表


 欧州会計検査院は(ECA)は、EU域内の土地の乾燥と劣化(砂漠化)に関する背景資料を公表した。ECAは2018年1月に、EUの砂漠化対処戦略が砂漠化リスクに効果的、効率的に対処しているかどうか検査を行うと発表し、現在この作業を進めている。今回発表された背景資料は、この検査の準備段階で集めた資料をもとに、砂漠化の原因と影響、今後数十年の見通しのほか、実施可能な予防・修復措置、EUの各種戦略的文書や政策分野における砂漠化対策、砂漠化対策を支援するEU資金プログラムなどについて説明するもので、6月17日の国連「砂漠化および干ばつと闘う国際デー」にあわせて公表された。
 EU加盟国のうち、砂漠化の影響を受けていると国連砂漠化対処条約(UNCCD)に報告したのは13か国。検査チームはこのうち5か国をこれまでに調査した(ルーマニア、キプロス、イタリア、スペイン、ポルトガル)。検査の報告は、2018年末までに公表される。ECAは、洪水リスクの管理に関しても同様の検査を2018年のうちに実施する予定だとしている。【欧州会計検査院】