ドイツ、内閣が2020年までの気候保護対策をまとめた「気候保護報告書2017」を承認


 ドイツ連邦内閣は、「気候保護報告書2017」を承認した。ドイツ連邦政府の推定によると、2020年までに達成されるCO2削減量は1990年比で約32%となっており、40%の削減目標値まで1億トンのCO2に相当する約8%分不足している。削減量が不十分な要因としては、削減量の過大評価、予測よりも早い経済成長、予測以上の人口増加が挙げられている。連邦政府が2014年に承認した「気候保護行動プログラム2020」と「エネルギー効率国家行動計画(NAPE)」により、6200万トンから7800万トンのCO2排出量が削減されるとしていたが、今回の気候保護報告書では、2020年までに最大で5200万トンの削減に留まることが示されている。これは、当初の推定削減量の3分の2に相当し、特に運輸や建築物の分野における複数の対策について望んでいたとおりの効果が挙げられていないとしている。今回の報告書には、約110の対策が掲載されており、それぞれの対策が2020年までにどの程度のCO2排出量を削減するか詳細に示されている。この削減量の定量化は、学術コンソーシアムによって実施される。【ドイツ連邦環境省】