カナダ、大型車両とエンジンの温室効果ガス排出基準を強化


 カナダ政府は、カナダの温室効果ガス(GHG)全体の24%を占める輸送部門の排出削減策の一環として、トラックなど大型の車両とエンジンのGHG排出基準を強化する新たな規則を発表した。新基準が導入されるのは2021年型車からで、その後2027年型車まで段階的に強化される。これは車両の製造者と所有者が新基準に適応する時間を考慮したものである。国内の製造、輸入とも対象となる。新規則では、輸送トラックが牽引するトレーラーにも基準が設けられた。これは、トレーラーの牽引を容易にし、トラックの燃料効率を高め、GHGの排出を削減することを目的としている。新基準は、2020年1月1日以降に製造される新トレーラーのほとんどに適用され、その後強化されていく。
 カナダ環境・気候変動省は、新規則によって大気質も改善され、喘息や心血管疾患など大気汚染に起因する疾病が減少するとしている。またGHG削減技術を導入する費用は、この規則による燃料節約効果で十分相殺でき、大型車の所有者は約177億ドルの正味の利益を得られると試算している(2020〜2029年型)。【カナダ環境・気候変動省】