岐阜県、小水力発電所が運転開始 エネルギーの地産地消へ


 農業用水路を活用して整備した岐阜県の小水力発電所「阿多岐清流発電所」(同県郡上市)が運転を始めた。県内には、豊富な流量と落差のある農業用水路が多く、小水力発電の導入を進めてエネルギーの地産地消につなげる。
 最大出力は102kW。阿多岐川から取水し、80mの有効落差を利用して発電する。使用水量は毎秒0.17m3。年間発電電力量は59.4万kWhを見込んでいる。
 発電した電力は、再生可能エネルギーの固定買い取り価格制度に基づき全量を売電する。売電収益は農業用水路などの維持管理費に充てる。二酸化炭素(CO2)排出削減効果は年間約330トンを見込む。
 総事業費は約2億9000万円で、国が50%、残りを岐阜県と郡上市が25%ずつ負担した。発電施設は岐阜県が整備し、郡上市が運営管理する。
 郡上市内の農業用水路を活用した小水力発電所は、石徹白清流発電所、石徹白番場清流発電所に続いて3カ所目となる。